【UPDATE】クロエが主人公の『Life is Strange: Before the Storm』正式発表。原作の前日譚を描く、開発はDontnodではなく他スタジオに

スクウェア・エニックスはMicrosoftのE3 2017プレスカンファレンスにて、『Life is Strange: Before the Storm』を正式発表した。

スクウェア・エニックスはMicrosoftのE3 2017プレスカンファレンスにて、『Life is Strange: Before the Storm』を正式発表した。本作は2015年にリリースされた『Life is Strange』の3年前を描く前日譚となるタイトルで、オリジナルにも登場した少女「クロエ」が主人公となり、その友人「レイチェル」との物語が描かれる。

初代『Life is Strange』は、時を巻き戻す能力を持った「マックス」と元親友「クロエ」の青春と混乱を描くSFアドベンチャーゲームだ。同作では「マックス」たちが住む町に謎の嵐が襲いかかる様子が描かれており、今回発表された「Before the Storm(嵐の前)」はそれを意図したものになっているといえるだろう。なお『Life is Strange』において重要な「時を巻き戻す能力」は、前作では「マックス」しか使うことができないものとなっていたが、はたして同作では能力を使用する人間が新たに現れるのか、それとも能力を抜きにして物語が紡がれていくのか、気になるところである。

なお今作の開発はDontnod Entertainmentではなく、イギリスの開発スタジオDeck Nine Gamesが担当。Dontnodは先日、新たな舞台設定とキャストが登場する『Life is Strange』の続編を正式発表していたばかりで、今回の前日譚と並行して開発が進められていくのだろう(Dontnodは発表時に「Sequel(続編)」と伝えらていた)。『Life is Strange: Before the Storm』は3エピソード形式にてリリース予定、第1弾は8月31日に配信予定となっている。国内では原作が日本語吹き替え込みでローカライズ販売されていたので、日本向けの発表にも今後期待したい。

【UPDATE 2017/6/12 10:15】 Dontnod Entertainemntは、同作にて「マックス」がプレイできるボーナスエピソード「Farewell(別れ)」を配信する予定だと明らかにした。このエピソードは『Life is Strange: Before the Storm』の最終エピソード配信後にリリースされ、同作よりもさらに以前の時間を描く予定だという。マックスとしてプレイできるのはこれが最後であるとも伝えられている。

このほかRedditのFAQでは、クロエは能力を持っていないものの“奇妙な要素”がふたたびゲーム中に登場すること、プレイする際には選択肢を慎重に選ぶことが推奨されていること、コンプリートエディションには楽曲が聞ける「Mixtape Mode」とクロエの外見を変える「Outfit Pack」が収録されていることが明らかにされている。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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