『Wonder Boy: The Dragon’s Trap』Steam版の発売日が6月に決定。リメイク・オリジナル、どちらのグラフィック・音楽でもプレイ可能
DotEmuは5月23日、Lizardcubeが開発した2D横スクロール・アクションゲーム『Wonder Boy: The Dragon’s Trap』のWindows版を、Steamで6月8日(日本時間では9日か)に発売すると発表した。本作はコンソール版が先行して発売されており、国内でもNintendo Switch/PlayStation 4版が4月に発売されている(海外ではXbox One版も発売)。
本作は、1989年にセガ・マスターシステム向けに発売された『モンスターワールドII ドラゴンの罠(Wonder Boy III: The Dragon’s Trap)』のリメイク作品で、前年に発売された『スーパーワンダーボーイ モンスターワールド』の続編にあたる。オリジナル版を手がけたスタッフの監修のもと開発された。
ゲームは前作のボス・メカドラゴンと戦うところから始まり、見事勝利するも呪いをかけられて半人半竜のリザードマンになってしまうことで、主人公の少年の新たな冒険が幕を開ける。メカドラゴンの呪いを解いてふたたび人間の姿に戻るためには、魔法のアイテム「サラマンダークロス」が必要になるが、道中でボスのドラゴンを倒すたびに、主人公はマウスマン・ピラニアマン・ライオンマン・ホークマンへと姿を変えていく。プレイヤーはそれぞれの形態が持つスキルを活かして冒険を進めるのだ。
本作はグラフィックも音楽も一新されているが、ゲーム中にいつでもボタン一発でオリジナル版の8ビットグラフィック・音楽に切替えることができる(組み合わせは設定可能)。また、オリジナル版がゲームをセーブするために採用していたパスワード機能にも対応しており、オリジナル版を持っているユーザーはパスワードを相互利用することができる。本作は、ゲーム内容はオリジナル版と変わらないものの、このような仕様によりオリジナル版が発売された当時を知るゲーマーと、新しいゲーマーを結びつけているのだ。
震災前後だったと思うけど @ocornutjp さんから「ワンダーボーイを作りたいんです」って相談されてから6年ほど経って、その間にウエストンが無くなったり、Omarさんの所属する会社も3社くらい変わったけど、こうして本当に実現したんだから彼のワンダーボーイ愛には敬服します。
— Yosuke Okunari /奥成洋輔 (@okunari) April 18, 2017
*セガの3D復刻プロジェクトなどを手がける奥成洋輔氏が、本作が生まれた経緯をTwitter上でコメントしている