セガが『VANQUISH』のSteam版発売を示唆か。『ベヨネッタ』のアップデートで同作の画像を仕込む

セガは4月25日、先日配信開始したSteam版『BAYONETTA(ベヨネッタ)』向けにアップデートを実施した。そのアップデートファイルの容量はわずか22KBで、アップデート後に同じく22KBの画像ファイルが一つ追加されていることから、ゲームに修正などが加えられたのではなく、この画像ファイルの追加が目的であったと考えられる。

セガは4月25日、先日配信開始したSteam版『BAYONETTA(ベヨネッタ)』向けにアップデートを実施した。そのアップデートファイルの容量はわずか22KBで、アップデート後に同じく22KBの画像ファイルが一つ追加されていることから、ゲームに修正などが加えられたのではなく、この画像ファイルの追加が目的であったと考えられる。

追加された『VANQUISH』のアバター画像

その画像ファイルは、期間限定販売されている本作の「デジタルデラックスエディション」に含まれる、ボーナスコンテンツのアバター画像のひとつとして追加されており、その絵柄はなんと『VANQUISH(ヴァンキッシュ)』の主人公サム・ギデオンだ(ほかのアバター画像はすべて『BAYONETTA』のキャラクターである)。

VANQUISH』は、『BAYONETTA』と同じくプラチナゲームズが開発し、セガがPlayStation 3/Xbox 360向けに2010年に発売したシューティング・アクションゲームだ。ロシア軍に占拠されたアメリカのスペースコロニーを奪還するため、DARPA(国防高等研究計画局)に所属する主人公のサムが、アメリカ軍とともにコロニーの奪還に向かうというストーリーが描かれた。ゲームは多彩な武器を使用するTPSで、サムが装備しているバトルスーツARSのブーストによるスライディングのような格好での高速移動が特徴である。

セガは、今回『VANQUISH』のアバター画像を追加した事実を明らかにしておらず、その意図は推測するしかない。同じセガ/プラチナゲームズのタイトルであるため、ファンへのサービスという可能性もあるが、同作のSteamでの発売を示唆しているとも考えられる。Steam版『BAYONETTA』も、エイプリルフールに合わせて突然配信した『8-Bit Bayonetta』の実績アイコンを利用して、そのティーザーサイトの存在を示すという手の込んだ仕掛けを経て発売されたためだ。もしSteam版『VANQUISH』が計画されているのであれば、『BAYONETTA』がそうであったように、そう間を置かずに発売されるかもしれない。

なお、Steam版『BAYONETTA』の「デジタルデラックスエディション」は明日26日午前2時までの期間限定販売となっている。『VANQUISH』のアバター画像を含めボーナスコンテンツに興味のある方はお早めに。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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