『Mortal Kombat』最新作で新しいフェイタリティが採用、回線を抜いた敵を自爆させる”クイタリティ”

Mortal Kombat』は、米国で根強い人気を誇るバイオレンス2D格闘ゲームだ。本作には、敵に勝利したのちに特殊なコマンドで敵を残虐に倒す「フェイタリティ(FATALITY)」システムが存在する。この「フェイタリティ」に、新たに「クイタリティ(QUITALITY)」と呼ばれる必殺技が、最新作『Mortal Kombat X』に搭載されることが発表された。

 


"萎え落ち"に鉄槌

格闘ゲームのオンライン対戦マッチにおいては、負けそうになった相手が電源を切ったり回線を抜くことでゲームを終了させてしまう、"萎え落ち"行為がしばしば散見される。多くのゲームにおいて、萎え落ちしたプレイヤーは敗北扱いとなり、勝利したプレイヤーは勝利扱いとなるが、最後まできっちりと倒しきれなかったプレイヤーは、たまったものではないだろう。

『Mortal Kombat X』の「クイタリティ」は、そんな無粋な萎え落ちプレイヤーに鉄槌を下す必殺技だ。至極単純な必殺技で、萎え落ちした瞬間、プレイヤーの頭が綺麗に吹っ飛ぶのである。

 

今回の「クイタリティ」は、Twitchにて配信された「Kombat Kast」にて公開された必殺技だ。開発者の1人であるEd Boon氏は、Twitter上で「新しい○○アリティ?!」と予告し、ユーザーたちが様々な予想を繰り広げていた。「フェイタリティ」のほか、『Mortal Kombat』シリーズには「ベイバリティ(Babality)」と呼ばれる相手を子供に変える必殺技や、恐竜などに変身して止めを刺す「アニマリティ(Animality)」が存在する。敵の止めを刺す演出については、他の追随を許さない格闘ゲームである。

最新作『Mortal Kombat X』では、前作『Mortal Kombat 9』から続く必殺技「X-Ray」のほか、各キャラクターには3種類のバリエーションが用意されており、同じキャラクターでも異なるプレイスタイルで戦うことができる。最新要素を収録した『Mortal Kombat X』は、PC/PS4/PS3/Xbox One/Xbox 360向けに2015年4月リリース予定だ。

 

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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