“歩いて一周可能”な惑星サンドボックス『PlanetSmith』がクラファンで大注目。「六角柱ブロック」の球形世界で、宇宙船建造も目指す星系規模サバイバル

Incandescent Gamesは3月31日、サバイバルRPG『PlanetSmith』のクラウドファンディングキャンペーンをKickstarterにて開始した。

デベロッパーのIncandescent Gamesは3月31日、サバイバルRPG『PlanetSmith』のクラウドファンディングキャンペーンをKickstarterにて開始した。キャンペーンは開始から3時間で目標額を達成し、現在は目標金額の6倍以上となる金額を集めるなど、注目されている。

『PlanetSmith』は、球状の惑星を舞台にしたサバイバルRPGだ。対応プラットフォームはPC(Steam)。シングルプレイのほか、製品版ではマルチプレイに対応予定。プレイヤーはとある惑星に不時着し、探索や採集、建築、戦闘を重ねながら生き延びていく。ゲーム内では宇宙船を建造することができ、やがて宇宙へ飛び立つことが可能。ひとつの世界だけで完結せず、複数の惑星を巡る冒険へと発展していく。

物語の発端は、辺境の月面研究基地で起きた災害だ。故障した脱出ポッドで地球によく似た惑星へ不時着した主人公は、限られた物資で生き延びながら、新たな宇宙船を建造して脱出を目指すことになる。惑星には敵対的な生物が徘徊しており、やがて研究基地の異変や救助が来ない理由、さらに星系全体を蝕む謎の脅威が浮かび上がる。

惑星は完全な球状となっており、どの方角からでも歩いて一周が可能。また、各惑星のバイオームは独自の気温、降水量、標高、緯度などに基づいて生成されており、砂漠や森林、極地の氷原に加え、メタンの海を持つような異質な星も登場する。トレイラーでは大量の隕石によって地形が破壊される様子も確認でき、惑星によってまったく異なる風景や体験が待っているようだ。

ゲームプレイはサバイバルモードとクリエイティブモードの2本柱だ。サバイバルモードでは、採集、狩猟、採掘、農業、クラフトを通じて徐々に生活基盤を整え、装備を強化していく流れが軸となる。多様なバイオームや地下ダンジョンを探索し、強敵やボスを倒しながら、より高度な技術や素材を獲得していく仕組みだ。そうして宇宙船を完成させた先には、より過酷な環境や強力な敵が待つ他惑星への旅が広がっており、サバイバルは最終的に星系規模の探検へとつながっていく。

一方のクリエイティブモードでは、資源制限やストーリー進行の縛りから解放され、純粋に建築や地形制作に集中できる。六角形の柱をベースとする建築システムにより、四角いブロックを用いるクラフト作品とは異なる、より滑らかで自由な表現が可能になるという。Kickstarterページではレーザーで山を丸ごと削り取るようなツールの存在も確認でき、惑星全体を作り替えるような大規模な地形改変要素も示唆されている。

本作は3月31日にKickstarterにてクラウドファンディングを開始。すぐさま支援が集まり、3時間で目標の1万NZドル(約91万円)を達成した。そこから約1週間が経過した本稿執筆時点では、6万3000NZドル(約570万円)以上の金額を集めており、キャンペーン終了まで20日以上を残しながら数字を伸ばしている。すでにストレッチゴールを1つ達成しており、「火山」「死海」の2つのバイオームの追加、印刷可能なサバイバルガイドの制作が決定している。

なお次のストレッチゴールとして、15万NZドル(約1360万円)達成でローンチ時の「海」バイオーム実装が予定されているほか、金額は不明なものの、シームレスな宇宙探索や探索可能な月、宇宙船ビルダーやストーリーモードの実装といったストレッチゴールも用意されている。また、本作は早期アクセス終了後の製品版にてマルチプレイの実装を予定しているが、キャンペーンの進捗によっては前倒しでマルチプレイモードが実装される可能性もあるようだ。

本作を手がけるのは、ニュージーランド・オークランドに拠点を置くIncandescent Gamesだ。『PlanetSmith』の開発は、「もし『Minecraft』の世界が歩いて一周できるような、実際の惑星が舞台だったら?」という疑問からスタートしたという。やがて『No Man’s Sky』のようにシームレスな宇宙探索のアイデアも取り入れつつ、5年以上をかけて開発が進められてきた。ロードマップも公開されており、今後は一部バッカー向けのプレイテストを実施しながら、2027年の第3四半期に早期アクセスを開始予定。計4回のメジャーアップデートののち、2029年に製品版をリリース予定だ。

本作は球体世界でのサバイバルとリアルなバイオーム形成、そして舞台が宇宙まで広がるスケール感が、Kickstarterキャンペーンで注目を集めているかたちだ。今後のさらなるストレッチゴール達成や、支援額の伸びにも期待が寄せられる。

『PlanetSmith』はPC(Steam)向けに開発中。2027年第3四半期に早期アクセスを開始予定で、Kickstarterキャンペーンは日本時間の5月1日8時57分まで実施される。

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Yusuke Sonta
Yusuke Sonta

『Fallout 3』で海外ゲームに出会いました。自由度高めで世界観にどっぷり浸れるゲームを探して日々ウェイストランドをさまよっています。

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