Epic Games、従業員1000名以上を大規模レイオフ。『フォートナイト』失速で“支出が収益を大きく上回る”状況だとして

Epic Gamesは3月24日、同社の従業員を1000名以上レイオフ(一時解雇)すると発表した。

Epic Gamesは3月24日、同社の従業員を1000名以上レイオフ(一時解雇)すると発表した。主力タイトルである『フォートナイト』のエンゲージメントの低下などが理由として挙げられている。

また、『フォートナイト』の一部ゲームモードのサービス終了も決定した。レイオフとの関連には直接言及されていないものの、ほぼ同時刻に発表されている。

今回Epic Gamesは、1000名以上の従業員をレイオフすると発表した。その理由としては、2025年から続く『フォートナイト』のエンゲージメントの低下により、収益を大幅に上回る支出が発生していると説明。また、市場の成長の鈍化や、消費者の支出の減少、かさみ続けるコスト、前世代機を下回るコンソール機の販売台数、ほかのエンターテイメントとの競争などにも言及している。

また同社は『フォートナイト』に関して、世界でもっとも成功しているゲームのひとつであるにもかかわらず、本作ならではの魅力を毎シーズン提供し続けることに苦労してきたとコメント。App StoreやGoogle Playへの復帰が進むモバイル版の最適化も道半ばであるとした。

こうした背景から同社では大規模なコスト削減が必要となり、1000名を超える従業員の解雇に加え、各種契約やマーケティング、一部求人の中止によって5億ドル(約794億円)以上のコスト削減をおこない、より安定した経営基盤を築くとした。なお、このレイオフはAIの導入による結果ではないとのこと。

Epic Gamesは、2023年にも大規模なレイオフを実施しており、当時には従業員の約16%を解雇したことが発表された(関連記事)。今回同社は従業員向けに送付したメッセージを公開し、ふたたびこのような事態になったことを謝罪している。また、現在の市場環境は同社の創業以来もっとも過酷な状況にあり、業界自体が変革期を迎えているとコメント。一方で、これを乗り越えた企業には大きなチャンスがあるとも述べ、今後への意気込みを語った。

また今回の発表にあわせて、『フォートナイト』の公式サポートXアカウントから、本作の一部ゲームモードのサービス終了が発表された。多くのプレイヤーを集め、維持できるようなゲームモードを作り出すことができなかったことが理由とのこと。先述のレイオフに関する言及はないが、ほぼ同時に発表されていることから、従業員削減の影響を受けた結果と推測される。

発表によると、「バリスティック」と「Festival バトルステージ」は、4月16日に予定されているバージョン40.20のリリースをもって提供を終了。また、「ロケットレーシング」は今年10月に終了となる。なお、「バリスティック」に関連する「Unreal Editor for Fortnite(UEFN)」のFPSツールは、引き続き開発者に提供される。「ロケットレーシング」についても、そのテンプレートを使って作成したUEFNの島は10月に削除されるものの、それまでには互換性のあるスタンドアロンの島に移行できる予定だ。詳しくは上に掲載した発表ポストを参照してほしい。

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Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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