『ポケモン ファイアレッド・リーフグリーン』Switch版で「うっかりABXYボタン同時押しリセット」事故が相次ぐ。同時押ししにくいコントローラーを使う“力業対策”も
『ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン』のNintendo Switch移植版にて、ソフトリセットのボタン配置に由来する“事故”が散見されている。

『ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン』のNintendo Switch移植版が2月27日に発売された。本作にて「A・B・X・Y」ボタンを同時押しするとリセットされるという仕様により、意図せず進捗が消えてしまうユーザーが続出している。
本作は、『ポケットモンスター 赤・緑』のリメイク作品だ。2004年にゲームボーイアドバンス向けに発売され、このたびNintendo Switch向けに移植された。本作ではカントー地方の小さな町マサラタウンに住む主人公となり、オーキド博士からパートナーとなる1匹のポケモンと、ポケモンずかんをもらって冒険の旅に出る。そして、さまざまなポケモンと出会い、戦っては捕まえながら、最強のポケモントレーナーになることを目指す。

Nintendo Switch版は、2004年発売のゲームボーイアドバンス版(以下、GBA版)を再現した内容となるが、一部仕様が異なる部分も存在。たとえば一部伝説のポケモン入手に必要だった「オーロラチケット」「しんぴのチケット」といった当時のイベント・映画来場者特典が、条件を満たせば誰でも入手できるようになっていることも話題となった(関連記事)。
今回問題となっているのは、本作のソフトリセットの仕様だ。GBA版では「スタート・セレクト・A・B」の同時押しでリセットが可能だったが、Switch版ではXボタンがスタート、Yボタンがセレクトに割り当てられている。そのため、A・B・X・Yを同時に押すと、原作と同様にソフトリセットが発動する仕組みとなっている。
Nintendo SwitchのJoy-ConやProコントローラーでは、A・B・X・Yボタンが親指で簡単に同時押しできる配置となっている。そのためSNS等では、操作中の弾みや入力の流れで意図せず4ボタンを押してしまい、リセットがかかるケースが報告されている。特にタマムシシティで遊ぶことのできるスロットは、当たり演出がAボタンで早送り、X(スタート)ボタンでスキップとなるため、流れでボタンを押していたらリセットされてしまったというユーザーが多い様子。海外ではストリーマーの配信中に同様の操作でリセットがかかる様子が共有されるなど、話題は広がっている。
本作については、限定アイテムの新たな入手方法や『Pokémon HOME』との連携によるポケモンの保存・移行など、一部の仕様変更がおこなわれていた一方で、当時のバグやグリッチが再現可能であるなど、基本的には原作の内容が忠実に再現されている。今回の現象についても、利便性の向上と当時の仕様の再現という2つの方針が重なり合った結果とみられる。
また、本作には近年当たり前になりつつあるオートセーブ機能は搭載されておらず、セーブは手動の「レポートを書く」方式のみ。リセットが発動した場合、直前のレポート地点まで戻ることになる。本作の発売後には、今から遊ぶプレイヤー向けに定期的なレポートをするよう改めて注意喚起するSNS投稿も話題となっていた。今回の“同時押しリセット”によって5時間以上の進捗が消えてしまったという報告もあり、初見プレイにせよ久々の復帰にせよ、つい長時間レポートを忘れがちになってしまうというプレイヤー心理も影響しているかもしれない。

ちなみにこの問題に対し、現状でのもっとも有効な対策が、各ボタンが大きく同時押しが難しいNintendo Switch向けの「ニンテンドー ゲームキューブ コントローラー」を使うことだとジョークを交えた意見も見られる。なお、Switch本体の設定ではボタン割り当てを変更することが可能で、X・Yボタンの機能変更や無効化も行える。リセットの誤爆が不安な場合は、コントローラー設定を見直すことも対策のひとつだろう。

色違いポケモンの厳選などにおいてソフトリセットは有用な機能である一方で、現代的なコントローラー配置との組み合わせにより思わぬ事故も発生しているSwitch版『ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン』。今後仕様が調整されるのかも含め、動向が注目される。
『ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン』のNintendo Switch版は現在発売中だ。
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