“12年間ベータテスト”した大規模戦ゲーム『Renegade X』、無料で正式リリース。執念の有志プロジェクトが満を持して
Totem Artsは2月26日、『Renegade X』のバージョン1.0を無料で配信開始した。

デベロッパーのTotem Artsは2月26日、公式サイトにて『Renegade X』のバージョン1.0を無料で配信開始した。
本作は、Westwood Studiosが手がけElectronic Artsから2002年に発売された『Command & Conquer: Renegade』を題材にしたファンメイドのゲームだ。FPSまたはTPSで戦車などが入り乱れる大規模な戦闘を繰り広げることができる本作では、自分の基地を守りながら相手の基地を破壊するマルチプレイモードの「Command & Conquer」が搭載されている。


『Renegade X』は『Command & Conquer: Renegade』のリメイクとして当初は計画されていた。『Command & Conquer: Renegade』は、RTSの人気作として知られる『Command & Conquer』シリーズにおいて、FPSとして発売された異色作。続編も予定されていたものの、開発元であるWestwood StudiosがEA Los Angelesに統合されたことで2003年に開発中止。『Command & Conquer: Renegade』のサポートについても打ち切りとなったが、コミュニティ主導でプレイされ続けていた。
そうしたなかで有志の開発チームTotem Artsは同作のリメイクの開発を2006年よりスタート。2014年にオープンベータテストが開始され、そこから約12年に及ぶ歳月を経て、このたび『Renegade X』の正式版がリリースされた。なお本作は無料作品ということもあり、EAの許可のもとで開発がおこなわれてきたそうだ(GameSpot)。
本作の公式サイトではオリジナルの『Command & Conquer: Renegade』を、「私たちが愛したFPS/TPSの隠れた名作」としてあらためて紹介しつつ、『Renegade X』がその精神的後継作にあたると宣言した。また、『Renegade X』のバージョン1.0が配信された2月26日は『Command & Conquer: Renegade』の発売日である2002年2月26日にちなんでいることにも言及されている。
苦難の道を乗り越えて『Renegade X』を完成させたTotem Artsは、『Command & Conquer: Tiberian Sun』をFPSとして再構築した「Firestorm」にも取り組んでいる。公式Xではスクリーンショットなどが頻繁に公開されているため、「Firestorm」の開発も着実に進められているようだ。
ちなみに『Command & Conquer』シリーズといえば、『Renegade』を含む4作品のソースコードが公開されている(関連記事)。シリーズ作品にはそれぞれ根強い人気があり、今後もファンコミュニティも主体となりながら保全や新展開がおこなわれていくことだろう。
『Renegade X』はPC向けに無料で配信中。ゲームはTotem Artsの公式サイトからダウンロードできる。
この記事にはアフィリエイトリンクが含まれる場合があります。