“『セインツロウ』シリーズは死んだと思う”と、第1作の主要開発者が発言。「新リブートの企画立案を任されるも頓挫した」と報告しつつ
オープンワールドアクションゲーム『セインツロウ』シリーズについて、1作目のデザインディレクターが同シリーズは「死んだと思う」と発言し注目を集めている。

オープンワールドアクションゲーム『セインツロウ(Saints Row)』シリーズについて、1作目のデザインディレクターを務めた人物が、同シリーズは「死んだと思う」と発言したとして注目を集めている。海外メディアVGCなどが報じている。
『セインツロウ』シリーズは、Volitionが手がけ2006年から続く人気シリーズだ。ストリートギャングに焦点を当てたクライムアクションでありつつ、コミカルな要素を取り入れた世界観やゲームプレイが特徴。ナンバリング作品としては4作目の『Saints Row IV』まで発売され、2022年にはシリーズのリブート作として『Saints Row』がリリースされている。

現在『セインツロウ』シリーズの権利を保有するEmbracer Groupは2023年9月、組織再編の一環としてVolitionを閉鎖。同シリーズに関しては、同じグループに属するパブリッシャーのPLAIONのもとで生き続けると発表された(関連記事)。ただ、同シリーズに長年携わってきたVolitionの閉鎖はファンに衝撃を与え、その後特に続報もなく、同シリーズの行方について不安視されている。
そんな中で元VolitionのChristopher Stockman氏が2025年10月、『セインツロウ』シリーズの新たなリブートについて企画立案を依頼されたとRedditに投稿し注目を集めた。同氏は、シリーズ1作目のデザインディレクターを務め、同シリーズの礎を築いたひとりとして知られる人物。1作目の発売後に独立し、現在はBit Planet Gamesに所属しているが、『セインツロウ』コミュニティとの交流を続けている。
当時同氏は、リブートの企画立案を任されたこと以上は何も言えないとしつつ、『セインツロウ』シリーズに対して抱えていた夢が、単なる夢ではなくなったとコメント。また、同氏はかつて1970年代の世界を舞台にする新作構想を披露していたことがあり、そこで掲げたシリーズ1作目の楽しさに立ち返ることをリブートでも目指すとした。なお、Bit Planet GamesではVRゲームを中心に手がけているが、『セインツロウ』をVRゲーム化する考えはないとも述べている。

しかし、Stockman氏による『セインツロウ』シリーズのリブート企画提案は不調に終わったようだ。同氏が今年1月に、「最善を尽くしたもののEmbracer Groupに無視された」とDiscordに投稿していたことが、最近になって発見されたのだ。さらに同氏は、Embracer Groupには同シリーズをどうにかできる能力はないようだとし、「正直なところ、残念ながらこのシリーズは死んだと思う」とコメントした。
今回どういった経緯でStockman氏に『セインツロウ』シリーズのリブート企画依頼がもたらされたのかは不明だが、少なくとも同氏が関与する可能性はもうなくなったようだ。また、同氏は同シリーズの将来について悲観的な見方を示したものの、あくまで所感を述べたに過ぎず、実際のところははっきりしない。『セインツロウ』シリーズは本当に死んだのか、それとも何らかの新展開があるのか、今後の動向が注目される。
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