最大8人ペンギン交流サンドボックス『A Game About Penguins』Steamデモ版配信開始、遊んでたら開発者に偶然出会った。のんびり釣りからの高速滑走・しばき合い、ゆるく激しい雪山ライフ

CO’s Entertainmentは2月17日、ペンギンサンドボックスゲーム『A Game About Penguins』のデモ版を配信開始した。筆者も実際にプレイしてみたところ、開発者にばったり出くわした。

デベロッパーのCO’s Entertainmentは2月17日、ペンギンサンドボックスゲーム『A Game About Penguins』のデモ版を配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ゲーム内は日本語表示に対応する。筆者も実際にプレイしてみたところ、ゲーム内で偶然開発者のAlican Nurçin氏に出会うことができたので本稿では同氏の日本向けメッセージも紹介している。

本作は、ペンギンになってミニゲームなどを楽しむ“ほのぼの系”オンラインマルチプレイゲームだ。デモ版では最大8人までのオンライン協力プレイに対応しており、友だち同士で気軽に集まることができるという。なお、製品版ではコンソールにも後日対応予定。

『A Game About Penguins』は、雪の世界でペンギンをカスタマイズして自由に過ごすゲーム。焚き火を囲んだりベンチに座ったりしながら、ダンスやエモートでの感情表現、ボイスチャットでほかのプレイヤーと交流できる。雪山の中では魚釣り、サッカー、プロップハント(かくれんぼ)、落下しないようにゴールを目指すプラットフォームチャレンジといったミニゲームも用意され、思い思いの時間をゆるく過ごすことができる。

本作は2025年4月に発表されたタイトルだ。開発元によれば、多くの友人が遠方へ引っ越してしまい、以前のように気軽に集まることが難しくなった経験をきっかけに、離れていても笑い合える場を作りたいという思いから制作が進められているという(関連記事)。

今回配信されたデモ版では、釣りでお金を稼ぎ、ペンギンをカスタマイズしながら交流を広げていくという、本作の基本的なゲームプレイループを体験可能。いくつかのアクティビティや島のロケーションが収録されており、雪山の中で自由に行動できる。

本作の特徴のひとつが、雪の地形を活かしたスライディング移動だ。実際にデモ版を起動してみると、村長による簡単なチュートリアルを終えたあとは後は自由。のんびりとしたBGMが流れるなか、やたらと速いスライディングで雪山を滑走できる。急な上り坂や水中すら弾丸のように進んでいく挙動はややシュールだが、移動にストレスはなく爽快感がある。ちなみにスキー板を購入すれば、滑空中のトリックも可能になるという。

雪山には敵対的な存在は登場せず、魚釣りも魚影の動きに合わせて釣り竿を上下に動かすシンプルな仕組み。スマホからアクセスできる「マーケット」では、魚を売って得たお金で帽子やカラー変更といった外見カスタマイズアイテムのほか、雪玉を発射する銃や家、スライディング速度向上などのアップグレードを購入できる。

雲の上の空間でのアスレチックや雪合戦、「ビンタ」など、軽いアクション要素も用意されており、筆者が参加したマルチプレイルームでは、見知らぬペンギンたちとのビンタによる吹っ飛ばし合いが絶えず発生していた。落ち着いて過ごすことも、ややアクティブに遊ぶことも可能な自由なゲームプレイが特徴となっている。

ちなみにデモ版をプレイ中、本作を手がけるCO’s Entertainmentの代表であるAlican Nurçin氏がプレイするキャラクターと偶然遭遇。日本人らしきユーザーがプレイしているのを見て、興味を持ってくれたようだ。なお出会った当初、筆者は何も知らずビンタで何度も吹っ飛ばしてしまっていた。お互いにペンギン姿で軽く交流したのち、日本向けにメッセージをいただいたので以下で紹介する。

Alican Nurçin氏:
プレイしてくれるみなさん、特に開発当初から支えてくれた方々に感謝します。世界中の人が集まってプレイしてくれるなんて本当に素晴らしいと思います。日本のプレイヤーは暖かく歓迎してくれるので、マルチプレイルームのパネルを開いて「日本」と表示されているのを見ると、とても感激します。

なお2026年発売予定の製品版では、最大98種類を予定している魚の追加、NPCおよびタスクの拡充、新たなアンロック要素などが実装予定とされている。公開中のトレイラーからは、敵の大群を討つTPS風のモードやチェス、カードゲームといった要素も確認でき、アクティビティの幅はさらに広がりそうだ。

近年作品数が増加している「コージーゲーム」の流れに位置付けられる本作だが、ゆるやかな交流空間のなかに、想像以上に速いスライディング移動や雪合戦といったアクティブな要素を組み込んでいる点が特徴といえるだろう。今回トルコに拠点を置くCO’s EntertainmentのAlican Nurçin氏に出会ってインタビューできたように、時には国境を越えた交流も楽しめるかもしれない。穏やかさと軽快さが同居する雪山体験が、今後どのように拡張されていくのか注目される。

『A Game About Penguins』は、PC(Steam)向けに2026年内に配信予定だ。コンソール版は後日展開予定。Steamでは、一部要素が体験できるデモ版が現在配信中。

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Yusuke Sonta
Yusuke Sonta

『Fallout 3』で海外ゲームに出会いました。自由度高めで世界観にどっぷり浸れるゲームを探して日々ウェイストランドをさまよっています。

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