「リアル農家」が手がける森づくりシム『Treeplanter』Steam無料体験版が配信開始。動物から根の先まで緻密に描写、ゲームが売れれば“現実の木も増える”
Henry Driver氏は2月12日、森づくりサンドボックス『Treeplanter』のデモ版を配信開始した。本作は森を題材としたシミュレーションゲームだ。

農家でゲームデベロッパーのHenry Driver氏は2月12日、森づくりサンドボックス『Treeplanter』のデモ版を配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)。
『Treeplanter』は、四季とともに姿を変える森を題材としたサンドボックスゲームだ。プレイヤーは木々やオブジェクトを配置し、ゆるやかに移ろう森の姿を見守っていく。

本作では、木や植物などのオブジェクトを選び、フィールド上に配置して森を形作っていく。オブジェクトは自由に置き直すことができ、サイズや向きも調整可能。さらに時間帯や季節、天候も切り替えられ、同じ配置でも異なる表情を楽しめる。そして景観を整えたあとは時間経過による変化を眺める流れだ。やがて鳥や小動物などが姿を見せ、作り上げた空間がひとつの生態系として形づくられていく。

本作の特徴として、地上だけでなく地下の描写が用意されている点も挙げられる。植えた木々は地中で根を広げていく様子が表現され、森の成長が足元から描かれるという。またSteamストアページでは、自然のつながりを伝える教育的な側面も掲げられている。森を眺める体験とあわせ、自然環境への理解を促す意図もあるようだ。
今回配信されたデモ版では、複数のロケーションから環境を選択できる。「Summer Field」「Winter Forest」「Sunset Ruins」といったエリアが用意され、それぞれ異なる景観のもとで森づくりが可能だ。配置メニューには樹木や花、苔、岩、倒木といった自然物に加え、テントやランタン、焚き火、遺跡などのオブジェクトも並ぶ。進行に応じてカードが解放される要素も確認でき、開発者の愛犬Pollyをモチーフにしたカードも収録されている。


本作の開発を手がけるのは、英国を拠点とするデジタルアーティスト兼ゲームデベロッパーHenry Driver氏だ。同氏の家は代々農家だったようで、Henry氏で6代目にあたるという。公式情報では、自然に着想を得た作品を太陽光発電で制作していることや、地元Suffolkで毎年数百本の木を植えていることが紹介されている。
さらに、Henry氏はこれまでにも自然を題材とした作品を開発しており、2021年には土壌の世界を描いたインタラクティブ体験『Secrets Of Soil』をリリース。同作はSteamユーザーレビュー68件中85%が好評とする「非常に好評」を獲得している。
なおHenry氏は、『Treeplanter』が1本販売されるごとに実際の木を1本植える取り組みを打ち出している。公式情報によれば、学校や農場、地域コミュニティ、森林慈善団体と連携し、植樹や野花の植栽などを行うという。また昨年は900本を植樹しており、2026年には8000本の植樹と数百万本の野花植栽を目標としているとされている。ゲーム内の森づくりと現実の植林活動を結びつけた試みが、今後どのような広がりを見せるのかが注目される。
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