Xbox 360版『Dead Rising 2: Case 0』『Case West』が後方互換に対応、これで『Dead Rising』シリーズ全作がXbox Oneでプレイ可能に
マイクロソフトは3月3日、Xbox 360版『Dead Rising 2: Case 0』『Dead Rising 2: Case West』などが後方互換に対応し、Xbox One上でプレイ可能になったとTwitter上で発表した。
『Dead Rising 2: Case 0』は2010年にXbox Liveアーケード向けに配信された、カプコンのゾンビパラダイス・アクションゲーム『Dead Rising』シリーズのひとつ。本作は、直後に発売された『Dead Rising 2』のプロローグとして制作された短編作で、同作の主人公チャック・グリーンが『Dead Rising 2』の舞台となるフォーチュン・シティを訪れる3年前を描いている。当時チャックは愛娘ケイティーとともに砂漠の田舎町スティルクリークにいた。ケイティーはゾンビ化した母親に噛まれたことで感染しており、チャックは娘のゾンビ化を抑えるための抑制剤Zombrexを求める途中にこの町に立ち寄ったが、ここもすでに大量のゾンビであふれていた。『Dead Rising』シリーズの特徴のひとつとして今ではおなじみとなった、二種類の素材を組み合わせて作るコンボ武器は本作から登場した。
『Dead Rising 2: Case West』も同じく2010年、こちらは『Dead Rising 2』の発売後にXbox Liveアーケード向けに配信された。そのストーリーも『Dead Rising 2』の後の出来事を描いている。娘ケイティーらを乗せた救助ヘリを見送ったチャックのもとに、シリーズ1作目の主人公フランク・ウエストが現れる。ゾンビアウトブレイクが起こった真相を追うフランクは、Zombrexを製造しているフェノトランス社の施設に向かうと言い、同社の悪事の証拠を掴みたいチャックも同行することになる。本作ではカメラマンのフランクが登場するとあって、カメラ撮影機能が復活している。
これらのタイトルはともにZ指定にレーティングされたダウンロード専用タイトルであるため、購入するにはクレジットガード(もしくはデビットカードなど)が必要になる。Xbox 360向けにはほかに『Dead Rising』『Dead Rising 2』『Dead Rising 2: Off the Record』が発売されたが、これらは昨年リマスターが施されてXbox One向けに発売された。よって今回の後方互換対応によって、『Dead Rising』シリーズ全タイトルがXbox Oneでプレイできるようになった。
なお、今回これらのほかにディズニー映画のゲーム版である『Meet the Robinsons』と『Cars 2』も後方互換に対応しているが、ともにXbox 360版は国内発売されていない。