「BioShock」の源流がいまよみがえる。新生『System Shock』の最新映像が解禁、ゲームエンジンはUnreal Engine 4を採用へ

「Nightdive Studios」は、リブート版『System Shock』の最新映像を公開した。1994年にリリースされた『System Shock』は、閉鎖された宇宙空間内で戦う1人のハッカーの物語を描いた一人称視点RPGで、『BioShock』シリーズの源流ともいえる作品である。

「Nightdive Studios」は、リブート版『System Shock』の最新映像を公開した。1994年にリリースされた『System Shock』は、閉鎖された宇宙空間内で戦う1人のハッカーの物語を描いた一人称視点RPGで、『BioShock』シリーズの源流ともいえる作品である。今回Nightdive Studiosは映像の公開にともない、Kickstarterのアップデート記事Polygonの取材を通じて、同作のゲームエンジンをUnityからUnreal Engine 4へと鞍替えしたことも明らかにしている。

今回の映像の見どころの1つは、最後の方で披露されているミュータントとの戦闘シーンで、凍結したミュータントを殴るとレンチでバラバラになる様子が確認できる。倒した敵のGibs(肉片)はかなり細かく散らばるようだ。

当初はUnity上で開発が進められていたリブート版『System Shock』だが、ゲームディレクターのJason Fader氏はKickstarterへ投稿した記事にて、なぜUnreal Engine 4へと変更したのか理由を記している。それによれば、昨年8月からコンソールでの販売も視野に入れるようになった段階で、Unityがコンソール上で開発チームが求めているビジュアルとパフォーマンスを達成できるか再検討が行われたという。Amazonの「Lumberyad」も候補に入れてゲームエンジンの選定が長期にわたり続けられた結果、最終的にUnreal Engine 4を採用することに決定したそうだ。

なお「Nightdive Studios」は今回のリメイク版『System Shock』だけでなく『System Shock 3』の制作も予定しており、こちらの続報も待ちたいところだ。リメイク版『System Shock』は2018年後期にリリース予定、対象プラットフォームはPC/PS4/Xbox Oneとなっている。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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