ゲーム配信に“視聴者”が直接介入できるシステム「THIRD」、外部開発者へ向けて利用開放。自分のゲームに連携機能を組み込める
UNCHAINは2月4日、視聴者参加型ゲームプラットフォーム「THIRD」を、本日よりサードパーティー(外部開発者)へ向けて利用開放すると発表した。

株式会社UNCHAINは2月4日、視聴者参加型ゲームプラットフォーム「THIRD」を、本日よりサードパーティー(外部開発者)へ向けて利用開放すると発表した。また、サードパーティーの第1弾タイトルとして、HiBiGAが手がける『ノヴァチェイサーズ』のベータ版の配布を開始したことも案内された。
「THIRD」は、実況配信の視聴者がリアルタイムでゲームに“直接介入”できるUNCHAIN独自のゲームシステム。配信者が「THIRD」搭載ゲームをプレイすると、視聴者はTHIRDアクション(アイテム購入)を通じて、たとえば「敵を増やす(妨害)」「プレイヤーの体力を回復させる(支援)」「特殊なアイテムを送り込む」といった“介入アクション”が可能。介入アクションによってゲームの展開をリアルタイムに左右でき、従来の“観るだけ”の実況配信から一歩進んだ、配信者と視聴者が共に配信を創り上げる体験が提供される。

「THIRD」は昨年12月に正式リリースされ、UNCHAINは『ボクがオニね』『とんとんバトルアリーナ-ケンカ王決定戦-』『妄想少女』などの自社タイトルや、『THREAT -SCREAM AND ESCAPE- THIRD Mode』の開発・運営を通じ、独占的に知見を蓄積。このうち怪異から逃げるアクションホラーゲーム『ボクがオニね』は、配信開始直後にXでトレンド入りするなど大きな反響を得たという。
そして同社は、そうした自社開発で得た膨大なデータと成功ノウハウを、今後は広く外部の開発者へも共有・提供することで、日本発の「介入型ゲーム」という新たなエンターテインメント・カテゴリーの確立を目指すとした。また、「THIRD」をサードパーティーに開放する3つの価値として、以下が挙げられている。
1. 開発者への新たな収益モデル: 配信中のギフティング収益を開発者に直接還元。従来の「売って終わり」ではない、配信が続く限り収益が発生する持続的なエコシステムを提供します。
2. ライブ配信のマンネリ化を打破: 視聴者を「観客」から「共同制作者」へと変革。配信ごとに異なる展開が生まれることで、配信の同質化を防ぎます。
3. 小規模開発者によるヒット創出の支援: 低コストかつアイデア勝負で「介入」を前提としたゲームが次々と生まれる土壌を作り、ソシャゲ黎明期のような熱狂を再来させます。

「THIRD」採用サードパーティータイトルの第1弾としては、HiBiGAが手がける『ノヴァチェイサーズ』が発表された。本作は、モンスターから逃げ続けながら、世界に突き刺さった「謎の剣」を目指す3D鬼ごっこアクションゲーム。広大なファンタジー世界のオープンワールドを舞台とし、マップ内でコインを集めてスロットを回せばキャラクターを強化できる。
『ノヴァチェイサーズ』は、PC(Steam)向けに2月8日配信予定で、実況配信者向けにはベータ版の配布が本日より開始された。受取方法は、まずTHIRD公式Discordサーバーに参加し、THIRD公式サイトにて配信者登録をしてから、公式Discordの「ノヴァチェイサーズ ベータキーリクエスト」チャンネルで申請する流れとなる。

「THIRD」のサードパーティーへの開放については、公式サイトにてゲーム開発者申請の受付が開始されている。新規開発はもちろん、既存タイトルへの「THIRD」システム搭載についても、柔軟に対応可能とのことだ。THIRD公式Discordサーバーでは随時質問を受け付け中。また、2月8日開催予定のイベント「東京ゲームダンジョン11」には「THIRD」ブースが出展され、エンジニアが常駐し直接相談することもできる予定である。
このほかUNCHAINは、「THIRD」を活用した革新的なゲーム作品を対象とした開発者コンテスト「ゲームNo.1決定戦」を開催中だ。2026年7月31日までに「THIRD」連携機能を実装した作品(新作・既存作不問)を対象に、視聴者介入による体験の革新性、配信における盛り上がり、実装のユニークさなどを評価するという。賞金総額は1000万円で、今年9月に結果が発表される。コンテストの詳細は特設サイトを確認してほしい。
この記事にはアフィリエイトリンクが含まれる場合があります。



