『マニアックマンション』の精神的続編『Thimbleweed Park』発売日が3月末に決定
Terrible Toyboxは2月28日、ポイント&クリック形式アドベンチャーゲーム『Thimbleweed Park』を3月30日に発売すると発表した。プラットフォームはSteam/GOG(Windows/Mac/Linux)およびXbox Oneで、価格は発売日が近づいた段階であらためて発表するとしている。
Terrible Toyboxは、LucasArtsで『Maniac Mansion』や『Monkey Island』シリーズなどを手がけたベテランRon Gilbert氏とGary Winnick氏によって設立されたスタジオで、本作はこれらの作品の精神的続編だという。Kickstarterで初期目標のおよそ2倍の金額をあつめることに成功し、開発が進められている。
本作の舞台は1987年、Thimbleweed Parkにある人口80人のさびれた町だ。ゲームは橋の下に打ち捨てられた遺体を、ふたりの探偵Angela RayとAntonio Reyesが殺人事件として調査する場面から始まる。ふたりは息の合ったコンビかと思いきや、お互いの行動に疑念を持っている。本作はテレビドラマ「ツイン・ピークス」や「X-ファイル」などの風刺を盛り込んでいるらしく、このふたりの掛け合いからもそういった場面が見られるのかもしれない。
本作にはほかに、この町を作った資産家の姪Delores Edmundや、ピエロのメイクが落ちなくて困っているRansome the Clownなど、5人のプレイアブルキャラクターが登場し、それぞれを切り替えながらプレイする。時には協力し合わなければならない場面もあるようだ。彼らは一見なんの関係もない他人同士だが、彼ら自身も知らないうちに深くつながっているという。
ゲームシステムは前述した『Maniac Mansion』などとほぼ同じで、画面下にコマンドと所有アイテムが表示され、任意の場所をクリックしてキャラクターに行動させる形だ。そしてプレイヤーはこの奇妙な町を探索し、パズルを解くなどしながら、ふたりの探偵を中心に謎めいたストーリーを追うことになる。
本作はKickstarterキャンペーンで達成したストレッチゴールによってiOS/Android版の発売も決定しており、こちらは2017年内発売予定。また、ほかのコンソール向けについてはまだなにも決定していないが、Xbox One版の独占期間は3か月に設定されているそうで、そのあとにあらためて発表があるかもしれない。なお、本作は英語を含め5か国語に対応し、のちにロシア語も追加される予定だが、残念ながら日本語の対応は現時点では計画されていない。