『仁王』は最高のディアブロソウルGAIDEN。各ライターが今週遊んだゲーム書きちらし

 

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて書きちらします。68回目でございます。

 

意外なコラボ

今週は『Hitman: Absolution』が互換対応したのでXbox Oneで久しぶりにプレイ。上のスクリーンショットは、駅で電車に乗って逃走するステージの一場面。なぜかホームにUFOキャッチャーが置いてあり、これをプレイ(するふりを)することで近づいてきた警官をやり過ごすことができます。ん?よく見るとケースの中に見覚えのあるネコ型ロボットの姿が。なんだか危険な香りがします。

最新作の『HTIMAN』は海外ではすでに発売中で、もうシーズン2の噂もちらほら。同作にはElusiveターゲットという期間限定ミッションがあるのですが、これの日本語版での扱いがどうなるのか気になるところ。暗殺目標はその期間中にだけ現れ、二度目のチャンスがないことが特徴で、これまでに20人の標的がゲーム内に現れ、そして去っていっています。これから発売となる日本語版では、その方々はいなかったことになるのだろうか……。
by Taijiro Yamanaka

 

最高のディアブロソウルGAIDEN

Team NINJA x シブサワ・コウ氏が『DARK SOULS』風アクションRPGに本気で挑み、かつ濃厚な『Diablo』フレーバーをトッピングして出来上がった『仁王』。「ダークソウルライク」と呼ばれる作品は主にインディーズでいくつかのデベロッパーが挑戦してきましたが、AAA級の大作で、ここまで「ダークソウルライク」をものにした作品は初ではないでしょうか。Team NINJAならではの進化を遂げており、それでいてコーエーテクモゲームスとしての集大成にもなっております。

シングルプレイではTeam NINJAらしい緊張感ある戦闘と、『DARK SOULS』の脳汁がこぼれ落ちるような瞬間を、そして協力プレイによるトレジャーハントでは敵をサクサク倒して装備品を回収する『Diablo』系アクションRPGの感覚を味わえます。リリース前には想定クリア時間「70時間前後」と聞いて、『DARK SOULS』系アクションとしては長すぎると思っていたのですが、『DARK SOULS』×『Diablo』の遊び方を狙っていると考えれば妥当だなと、ひとり合点しました。ただプレイ時間が長い分、一部UIの不便さが目立ってしまうのも事実。そこは続編に向けて改善の余地を残しているということで、ポジティブに捉えています。
by Ryuki Ishii

 

『For Honor』やろうよ!(しつこい)

初出時からこれだけ自分の中での評価が変わったゲームも珍しいですが、発売後も四六時中『For Honor』のことだけ考えて生きてます。どのゲームモードも面白いんですけど、特にタイマンの駆け引きの緊張と脳汁噴出は「絶頂感」以外に言葉が見つからないですね。敷居が高そうな感じもしますが一般的な格闘ゲームと比べれば覚えることは少なく、勝った時も負けた時もその理由がダイレクトにこちらに伝わってくるシンプルな作りには対戦ゲームの新しい形が見えます。相手の動きとその意図を見極めたジリジリした戦いもあれば、開始数秒で転落死させられることもありますが、一戦が実にいい感じに短く、次また次とついずっと続けてしまう中毒性も。FPSでも格闘ゲームでも悪い意味で堅実さを求める日本人には受けない気がしないでもないですが、限られた人達だけがこの面白さを味わうのはもったいないなあと本気で思います。みんな殺ろうよ!
by Nobuhiko Nakanishi

 

面倒くさいでしょうそうでしょう

『ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期』に入り込んでプレイしております。しかしこの手のアドベンチャーゲームは話題の共有がしにくい。いかに素晴らしい作品だとしても、何を語ってもネタバレになるからです。僕自身も語られることが嫌です。

クリアした友人がマイルドな共有を試みつつ「各チャプターでいつ人が死ぬかドキドキした」とコメントした時は「『V3』でも毎回やはり人が死ぬのか」と落胆しましたし「賛否両論あるけど、楽しかった」と言われた時は「否定的な人が生まれるような内容なのか」と先読みしていまします。ええ、自分でも狂おしいほど面倒くさいと思います。それでも好きなゲームは、何も前情報を知らない無垢な赤子のような状態からプレイして驚きたいんです。わかっています。そんなこだわりがあるなら発売日からさっさとプレイしろという指摘は、全くもってそのとおりでございます。
by Minoru Umise

 

ハッピーバレンタイン

今年もバレンタインのシーズンがやってきました。いろんなゲームで期間限定のイベントやセールが実施されました。『The Elder Scrolls Online』では限定ペットの黒ネコが販売されました。これまで黒ネコのミミちゃんは日本語版の予約特典として出回ったのみだったので、ベータ時代から英語版でプレイしている私のようなプレイヤーにはまたとないチャンス。さっそくポチりました。かわいい。

『Heroes of the Storm』では『Overwatch』から「ルシオ」が参戦すると同時に、バレンタイン限定の「Tyrande」用ラブラブスキンが販売されました。ハート型のマウント付き。さっそくポチりました。かわいい。リアルのバレンタインデーは特に何もイベントはありませんでした。ワクワクしながら準備した手作りチョコをドキドキしながらわたしたのも今は遠い日の記憶。今年も独り自宅でラ王袋麺を食べました。かわいくない。
by Ritsuko Kawai