「キャラ濃いめ円卓騎士」人材管理RPG『Sovereign Tower』発表、日本語対応予定。ワガママ騎士も使いよう、“悪魔の手”も借りたい中世マネジメント

Curve Gamesは1月15日、円卓経営RPG『Sovereign Tower』を発表し、8月にリリース予定と告知した。

パブリッシャーのCurve GamesおよびデベロッパーのWILD WITSは1月15日、円卓経営RPG『Sovereign Tower』を発表し、8月にリリース予定と告知した。対応プラットフォームはPC(Steam)。あわせて、約1時間分の内容を遊べる体験版がitch.ioにて配信中だ。ゲーム内は日本語表示に対応予定。

『Sovereign Tower』は、アーサー王伝説に着想を得た、ストーリー主導の円卓マネジメントRPGである。プレイヤーは魔法の塔を拠点とする王国の新たな統治者となり、円卓に集う騎士たちを管理しながら、民衆から寄せられるさまざまな要望に対応していく。庭仕事の相談から不可解な事件の調査、さらには悪魔祓いまで、日々の判断は王国内の人間関係や勢力バランスに影響を及ぼし、その積み重ねによって治世の方向性や物語の展開が形づくられていくのだ。

本作の肝となるのが、円卓を中心とした騎士の管理とクエスト運営だ。プレイヤーは個性や能力の異なる騎士たちを円卓に迎え入れ、日々発生する依頼に対して誰を派遣するかを判断していくことになる。騎士には筋力や魅力、魔力といったステータスが設定されており、クエスト内容との相性次第で結果は大きく変化する。適切な人選が成功につながる一方、判断を誤れば失敗や予想外の展開を招くこともあるという。加えて、騎士たちは強い自尊心や価値観を持っており、任務内容や扱い方次第では不満を募らせ、最悪の場合は宮廷を去ってしまう可能性もある。単なる数値管理ではなく、人間関係を含めた判断が求められる点が特徴だ。

円卓での騎士管理と並行して、本作では王国を構成するさまざまな勢力や人々の利害を見据えた判断が求められる。プレイヤーの選択は、民衆や貴族、学者、商人といった勢力との関係、さらには国庫の状況にも影響を与える仕組みだ。ある問題を解決した結果、別の集団の反感を買うこともあり得るため、短期的な成果だけでなく、王国全体のバランスを意識した統治が重要になる。

また、こうした判断の積み重ねは、騎士たちとの個人的な関係性にも波及する。統治者として騎士たちの助言を受け入れるかどうか、不満にどう対応するかといった日常的なやり取りを通じて信頼関係が変化し、ときには特定の人物との関係が深まっていくこともあるという。公式情報によれば、物語の進行次第ではロマンス要素が展開される場面も用意されており、政治的判断や王国運営と個人的な感情が交錯する構成となっているようだ。統治者としての立場と、一人の人間としての選択が重なり合う点も、本作の特徴のひとつといえるだろう。

しかし、そうした判断の積み重ねは、常に望ましい結果をもたらすとは限らない。その救済措置として、『Sovereign Tower』には時間を巻き戻す“悪魔”が存在する。悪魔は塔の地下に棲んでおり、王国運営が破綻した際、プレイヤーはその存在と契約することで過去へ戻ることができるという。時間を巻き戻した後も、それまでに得た知識や経験は保持されるため、別の判断を選び直し、異なる結果を導くことが可能になる。この仕組みにより、本作では失敗そのものが物語進行の一部として組み込まれている。ある選択で王国が混乱に陥ったとしても、それを踏まえて再び統治に挑むことで、新たな選択肢や展開が開かれていく仕組みだ。

本作の開発を手がけるWILD WITSは、フランスを拠点とするインディースタジオだ。2021年に設立され、ナラティブ性とゲームシステムを密接に結びつけた作品作りを特徴としている。これまでには、戦術性と選択の積み重ねを重視したタクティカルRPG『Aetheris』や、政治的判断と物語分岐を描いたナラティブゲーム『Crown Gambit』をリリースしてきた。

『Aetheris』や『Crown Gambit』では、選択によって物語や人間関係が変化していく設計が特徴となっていた。そうした制作姿勢は、本作では円卓を軸とした騎士管理や王国統治という形で引き継がれており、どのような治世と物語が描かれるのか、今後の続報にも注目したい。

『Sovereign Tower』は、PC(Steam)向けに8月リリース予定。itch.ioでは約1時間分の内容を体験できるデモ版が配信中。ゲーム内は日本語表示に対応予定。

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Junya Shimizu
Junya Shimizu

ローグライクが大好きです。映画や海外ドラマも好きなので、常に時間に追われています。

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