Nintendo Switchにおけるゲームキューブのバーチャルコンソール導入の可能性に任天堂が言及、フランスのメディアMeltyを通じて

フランスのメディア「Melty」は、任天堂の小泉歓晃氏と高橋伸也氏へのインタビューのなかで、Nintendo Switchにゲームキューブのバーチャルコンソール(以下、VC)が導入されるかどうかを質問した。

フランスのメディア「Melty」は、任天堂の小泉歓晃氏と高橋伸也氏へのインタビューのなかで、Nintendo Switchにゲームキューブのバーチャルコンソール(以下、VC)が導入されるかどうかを質問した。Nintendo SwitchのゲームキューブVC導入の噂は昨年12月に浮上したもので、小泉氏は明確な回答はできないとしながらもヒントを残している。

小泉氏はMeltyに対し、「現時点でそれ(ゲームキューブVC)に関しての発表はなく、明確な答えを返すことはできない」とコメント。一方で「言えるのは、そういう方向性のことに現時点で取り組んでいる(原文: Nous travaillons sur des choses qui vont dans ce sens.)ということです」と伝え、答えを濁しながらも任天堂が現在なんらかのバーチャルコンソール関連の機能に着手していることを示唆した。

またゲームキューブ型のJoy-Conの可能性をMeltyが質問すると、小泉氏はNintendo Switchは将来的に追加アクセサリが登場するに足る技術的なオープン性があると回答。また高橋氏は、もしゲームキューブ版のJoy-Conを作るとするなら、アナログトリガーを追加するだろうと伝えている。

ゲームキューブを含むさまざまなVCタイトルがプレイ可能になれば、Nintendo Switchにとっては強力なラインナップの追加となるだろう。昨年12月、開発筋から得たとする情報を伝えたEurogamerは、『スーパーマリオサンシャイン』『ルイージマンション』『大乱闘スマッシュブラザーズDX』がテストされている段階だと報じていた(参考記事)。

なお任天堂は現在、主要な海外メディアからのNintendo Switchに関するインタビューを頻繁に受けており、「The Telegraph」の取材では、小泉氏はさらなるサードパーティー製ゲームの発表が近日中にもあると伝えている。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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