「FTL」の開発元、新作ターンベースストラテジー『Into the Breach』を正式発表。ロボットや多脚戦車で巨大怪獣から地球を守れ

『FTL: Faster Than Light』の開発元として知られるSubset Gamesは、最新作『Into the Breach』を正式発表した。ジャンルはシングルプレイヤー専用のターンベースストラテジーゲームとなっており、リリース時期は未定ながらすでにSteamでの配信が決定している。対象プラットフォームはPC/Mac/Linuxとなる。

『FTL: Faster Than Light』の開発元として知られるSubset Gamesは、最新作『Into the Breach』を正式発表した。ジャンルはシングルプレイヤー専用のターンベースストラテジーゲームとなっており、リリース時期は未定ながらすでにSteamでの配信が決定している。対象プラットフォームはPC/Mac/Linuxとなる。

『Into the Breach』の世界では、人類文明が地球の地下で繁殖する巨大生物「Vek」の脅威にさらされている。プレイヤーはロボットや多脚戦車の部隊を指揮して、Vekの脅威から地球と宇宙の平和を守らなければならない。

各ミッションは6×6マスの小さなマップ上で展開される。「Vek」の次のターンの攻撃や移動経路は事前に表示されるため、プレイヤーはその行動を分析し、最適解となるカウンターを取らなければならない。各ミッション中に登場する民間の建築物は、プレイヤーの指揮するロボットにパワーを与える存在となっており、いかに建物を守りつつ戦うかも考慮する必要がある。詰め将棋のように1つ1つの行動が重要になりそうだ。

映像を見る限りでは、敵の位置を移動させて上手く範囲攻撃で一網打尽にしたり、ダムを破壊してVekを水の底に沈めたりといった戦略的な要素も確認できる。どうやらVekは水に弱い生物らしい。ほかにも『Into the Breach』には、新しい武器やパイロットを発見する要素や、なんらかの自動生成システムが盛り込まれているとのこと。また「失敗は選択肢ではない。失敗した時は、別のタイムランを救うため時間をかけて救援を送ってください」という説明もあり、『FTL』のようにオートセーブと共に「Permadeath(一度死ぬとセーブデータが消滅する)」が盛り込まれているのではないかと推測される。

各ミッションには勝利条件以外にもボーナス目標もあるようだ

なお開発にはSubset GamesのChris Avellone氏のほか、『FTL』のコンポーザーであるBen Prunty氏も参加している。『FTL』を手掛けた彼らがどのようなターンベースストラテジーを世に送り出すのか、続報に期待しておこう。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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