美しい故郷を離れる最後の日を過ごす温かい短編作品『Leaving Lyndow』Steamで398円で販売開始

Eastshade Studiosは2月9日、『Leaving Lyndow』をSteam(Windows)で発売した。価格は398円(税込)。同時にサウンドトラックも配信されており、こちらは無料。本作は一人称視点の3Dアドベンチャーゲームで、同スタジオにとっての処女作となる。そして現在開発中の『Eastshade』と世界を共有するスピンオフ作品でもある(関連記事)。

Eastshade Studiosは2月9日、『Leaving Lyndow』をSteam(Windows)で発売した。価格は398円(税込)。同時にサウンドトラックも配信されており、こちらは無料。本作は一人称視点の3Dアドベンチャーゲームで、同スタジオにとっての処女作となる。そして現在開発中の『Eastshade』と世界を共有するスピンオフ作品でもある(関連記事)。

本作の主人公であるClaraは学校を卒業し、幼い頃からの夢だった海洋探査団体への就職が決まっていた。そして物語の舞台は彼女が生まれ育った島で過ごす最後の日。もうこの島に戻ってくることはないかもしれない彼女は、最後の思い出にお気に入りだった場所を訪れ、友人たちに会いに出かけ、そして家族との時間を過ごす。

プレイヤーはClaraを操作して島をまわる中で、さまざまな品物などを調べることができる。それは人々との会話の中で促されて発見するものもあるが、それぞれの品物にはこの島で育ったClaraの思い出が詰まっており彼女の生い立ちなどを知ることができる。また、ゲーム内にはミニゲームのような要素もあり、それをクリアすることによってさらなるストーリーがひも解かれてゆく。

前述したように本作は『Eastshade』と世界を共有している。こちらは風景画を描くために島を歩くオープンワールドゲームで、本作とのストーリー上のつながりはないが、敵と戦ったり危険に遭遇したりといった要素のない、平和な日常の温もりを感じられるゲームというところは共通している。また、以前弊誌がおこなったNintendo Switchに関するアンケートの中で、Eastshade Studiosはグラフィックの最前線を追求していると述べており、確かに本作の自然豊かな森の風景は緻密で美しい。

本作は短編作品とあって価格も398円と抑えられており、彼らにとっては名刺代わりの一本ということなのだろう。旅立ちを控えた若者が故郷での最後の日を過ごすという、日々世界のどこかでおこなわれている何気ない日常に触れてみてはいかがだろうか。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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