“住めるどうぶつ”家具整理ローグライトRPG『Hounimal』Steamで正式リリース。家代わりの巨大生物と歩む、戦略整頓シナジーバトル
個人ゲーム開発者のとんとろ氏は12月26日、ローグライクコマンドバトルRPG『Hounimal』を正式リリースした。

個人ゲーム開発者のとんとろ氏は12月26日、ローグライクコマンドバトルRPG『Hounimal』を正式リリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)。
『Hounimal』は家具を配置するインベントリ管理とデッキ構築ローグライトを組み合わせたコマンドバトルRPGだ。舞台となるのは家が消え、住む場所がなくなった世界。主人公は、人を住まわせ家具を力に変える不思議な生物ハウニマルと共に世界に家を取り戻す旅に出る。

本作でプレイヤーは、マスで区切られたハウニマルの中をインベントリに見立てて、サイズや形の異なる家具を配置することとなる。家具はそれぞれ使用できるコマンドが異なり、こうげき、ぼうぎょ、くつろぐという3種類のどれかに分類される。それぞれ固有の効果、クールタイムが設定されているため、家具同士のシナジーを考慮しながら配置していくこととなる。

本作の戦闘はターン制ではなく、コマンドの発動までにウェイト時間が存在するシステムとなっている。敵の行動にもウェイト時間が設定されており、プレイヤーのウェイト時間の消費に合わせて敵が行動するのだ。とはいえこちらがコマンドを選択しなければ、相手から攻撃を仕掛けられることもない。じっくり考えて遊びたいプレイヤーも安心だ。
さらなる要素として、本作にはウェイト時間を短縮できるコマンドアクセルというシステムが存在する。このコマンドアクセルを駆使することで、複数のコマンドを連続発動し畳み掛けるような使い方もできるかたちだ。

また、家具を用いる技は一定回数か使用すると、家具が劣化するというユニークな要素が存在する。戦闘中に劣化した家具は修理しなければ、発動に必要なウェイト時間が伸びてしまう。強力なコマンドを頻発しづらいリスクもあるというわけだ。
本作は2025年4月25日よりPC(Steam)向けに早期アクセス配信がおこなわれてきた。正式リリースとなるVer.1.0.0では、ストーリー最後のボスが実装されたほか、クリア後の高難易度コンテンツ、家具の新レアリティ、拠点のハウジングなどが実施されている。
本作は個人開発者のとんとろ氏によるTONTORO Gamesが手掛けるタイトル。過去にはポイント&クリックゲーム『Wacky Burgers』をリリースしており、キュートなビジュアルなども評価を受けてきた。本作『Hounimal』でも同氏の作風が発揮されており、Steamユーザーレビューでは母数は少ないながらも本稿執筆時点で13件中100%が好評とする「好評」ステータスを獲得している。興味のある人はこの機会にプレイしてみるのもいいだろう。
『Hounimal』は、PC(Steam)向けに配信中。定価は税込980円。また、リリース記念セールとして、1月6日まで税込702円にて販売中だ。
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