エイリアンの力を操る新生『Prey』が5月初旬リリース決定。最新プレイ映像公開、PC版に関する言及も

Bethesda Softworksは『Prey』のリリース日が2017年5月5日になる旨を発表した。開発を担当しているのは『Dishonored』シリーズのArkane Studios。対象プラットフォームはPCおよびPlayStation 4/Xbox Oneとなっている。

Bethesda Softworksは『Prey』のリリース日が2017年5月5日になる旨を発表した。開発を担当しているのは『Dishonored』シリーズのArkane Studios。対象プラットフォームはPCおよびPlayStation 4/Xbox Oneとなっている。

またリリース日の発表と合わせて最新トレイラーも公開されている。映像では事前予約特典の「Exclusive Cosmonaut Shotgun Pack」が紹介されており、「Margrave Shotgun」「Medkit x2」「Neuromods x3」といったゲーム内アイテムがついてくることが分かった。

本作は宇宙SFジャンルのFPSタイトルである。当初は2006年に発売された『Prey』の続編として開発が進んでいたが、E3 2016にてIPを一からつくり直した新生『Prey』が発表された。設定が変更されている部分が多く、リブートともまた違う。

新生『Prey』ではジョン・F・ケネディが暗殺されず、宇宙開発への投資がより活発になった世界が舞台となっている。この世界では人間たちが宇宙開発を進めるにつれて、エイリアンが地球を襲うようになり始めているという。このエイリアンを捕捉し研究する宇宙船「Talos I」に勤めているのが、本作の主人公MorganYuだ。

Morganの性別はプレイヤーが選択できる
Morganの性別はプレイヤーが選択できる

ゲーム内では、ある事件により研究施設からエイリアンが逃げ出し、宇宙船内の人間を襲いだすという物語が描かれる。エイリアンの総称は「Typhon」。宇宙船内のオブジェクトに擬態するミミック、姿を消すファントムなどさまざまな種類が存在する。「Typhon」だけでなく船内のロボットとも敵対する。彼らと戦うためにも、プレイヤーはポンプ式ショットガン、スパナ、スタンガンといった現代的な武器だけでなく、グルー(接着剤)キャノン、リサイクルチャージといったSFらしい兵器も活用する。本作の特徴的な武器であるリサイクルチャージは、船内のオブジェクトをリサイクル素材に変える衝撃波を放つ。本作にはクラフト要素があり、集めた素材からアイテムを作成できる。

また主人公はエイリアンの力を含む「Neuromod」という液体を眼球に注射することで、彼らと同じ能力を得る。この「Neuromod」はプレイヤーのステータス強化とアビリティのアンロックに使用される。アビリティには衝撃波、放火、擬態などがあり、戦闘だけでなく環境パズルを解くカギともなる。擬態は敵から身を隠すためにも使える。

宇宙船内はオープンワールドのように自由に行き来できる
宇宙船内はオープンワールドのように自由に行き来できる

「Neuromod」によるアビリティは『Dishonored』でいう超常能力に値するだろう。設定こそ宇宙SFではあるが、同じくArkane Studiosが開発する『Dishonored』シリーズのように、プレイヤーによって好みのプレイスタイルを選べるゲームが期待できそうだ。

なおArkane Studiosが昨年リリースした『Dishonored 2』では、PC版の最適化が不十分なままリリースされたことでユーザから指摘を受けていた。Arkane Studiosもそれを理解しており、スタジオのクリエイティブ・ディレクター Rafael Colantonio氏はGame Informerとのビデオインタビューにて、「PC版が最適化されるよう細心の注意を払っている」と答えている。

Ryuki Ishii
Ryuki Ishii

元・日本版AUTOMATON編集者、英語版AUTOMATON(AUTOMATON WEST)責任者(~2023年5月まで)

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