旧正月を祝う『Overwatch』のシーズンイベントが開幕、アジアンな衣装スキンや「キャプチャー・ザ・フラッグ」モードが追加へ

Blizzard Entertainmentは、先日予告していた『Overwatch』の旧正月イベントをスタートした。開催期間は1月24日から2月13日まで。

Blizzard Entertainmentは、先日予告していた『Overwatch』の旧正月イベントをスタートした。開催期間は1月24日から2月13日まで。いつものシーズンイベント通り、ルートボックスがイベント仕様のものに置き換えられ、各ヒーロー向けにアジアンな新規スキンなど100種類以上のアイテムが配布、新たなゲームモードとしてキャプチャー・ザ・フラッグ(以下、CTF)ルールの「キャプチャー・ザ・ルースター(以下、CTR)」が追加されている。

6vs6で戦うことになる「CRT」モードは、マップレイアウトが変更された「Linjiang Tower」が舞台となる。両チームは敵陣営の前にあるフラッグを回収し、自陣に持ち帰ることを目指す。3本のフラッグを先に自陣へ持ち帰るか、タイムアップ時にポイント数の多いチームが勝利だ。

軽くプレイしてみると基本的には普通のCTFではあるが、一般的ではない特殊なルールが2つだけ用意されている。1つは、フラッグを入手しようとすると、ごく短い時間のあいだプログレスバーが表示され、この際にダメージを受けるとフラッグが元の位置に戻ってしまうというルール。これによりトレーサーのブリンクやリコールなど一部強力な機動力スキルを力技のように使いフラッグを持ち帰るといったプレイが難しくなっている。もう1つは自陣にフラッグがない状況でも、敵のフラッグを持ち帰るとポイントになるという点だ。

ディレクターJeff Kaplan氏によれば、Blizzardは『Overwatch』の発表前からCTFに取り組み、何年にもわたってテスト版を開発してという。ただし『Overwatch』には機動力のあるスキルを持つヒーローが多数いるため、バランス調整が困難だったようだ。Kaplan氏は「トレーサーがブリンク3回でフラッグを取りリコールで一気に戻る」といったチージーなプレイを挙げ、当初は一部スキルにはフラッグを落としてしまうなどの仕様変更を考えていたものの、ゲームモード自体に調整を加えることで落ち着いたと明らかにしている。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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