デベロッパーのWAKA WAKAは12月20日、インクリメンタルシューター『Space Rock Breaker（スペースロックブレイカー）』をリリースした。対応コンソールはPC（Steam）。本作は小惑星を壊して資源を集め、強化を重ねていく短時間向けの内容で、リリース直後からさっそく好評を集めている。ゲーム内は日本語表示に対応している。

『Space Rock Breaker』は、宇宙空間を舞台に小惑星を破壊・採掘していく、見下ろし型のインクリメンタルシューターだ。プレイヤーは宇宙船に乗り込み、銃やミサイル、レーザーといった武装を用いて小惑星を次々と破壊していく。破壊によって得た鉱石を回収し、クレジットへと換金。その資金で船体や武装を強化しながら、より深い宙域を目指していくのだ。

本作では、宇宙船の移動や攻撃は基本的に自動で進行する。プレイヤーはマウス操作によって照準を動かし、進行方向を調整するのみだ。攻撃対象はもっとも近い小惑星が自動的に選ばれるため、細かな操作は要求されない。一方で、狙った鉱石を破壊するには接近が必要となり、進行ルートの選択やリスク管理が自然と求められる設計だ。1回の出撃は、制限時間の終了や自機の破壊、あるいはボス撃破によって終了する。

本作を特徴づけているのが、採掘した鉱石を処理する「プリンクマシン」だ。鉱石は即座にクレジットへ変換されるのではなく、ピンボールのような挙動を経て処理される。このランダム性を含んだ換金演出を眺める時間も、プレイ体験の一部となっている。また得られたクレジットは、武器性能の向上や処理効率の改善、各種能力の強化に使用可能。巨大なスキルツリーや、ランダム報酬コンテナといった成長要素も用意されている。プリンクマシンの目の倍率やプリンク（釘）のレア度なども強化可能で、周回を重ねるごとに破壊効率が大きく伸びていくわけだ。

そんな本作は12月20日の発売以降、Steamユーザーレビューにて165件中99％が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。本作は操作を極力シンプルにまとめつつ、短時間でも成長の手応えを得られるテンポの良さが持ち味だ。1セッションが短く、失敗してもすぐに再挑戦できるため、繰り返し遊ぶ際の負担も小さい。終盤は成長速度が早く、長時間のやり込みを前提とした設計ではないものの、数時間で遊び切れる構成と価格帯を踏まえると、割り切りの効いたカジュアルな採掘ゲームとして評価されている。

『Space Rock Breaker（スペースロックブレイカー）』はPC（Steam）向けに配信中。リリース記念セールとして、2026年1月3日まで定価の40％オフとなる税込210円で購入可能。デモ版も配信中だ。

Junya Shimizu