日常侵食ホラー『悪意』発表。『P.T.』の影響を受ける“恐怖増幅ループ”、高評価ホラー『凶寓』開発元の新作
Erabitは12月22日、心理ホラーゲーム『悪意(Dread Neighbor)』を発表した。

パブリッシャーのErabitは12月22日、Ghostcaseが手がける一人称視点ホラーゲーム『悪意(Dread Neighbor)』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、近日配信予定。ゲーム内は日本語表示に対応する。
本作は、「見られている恐怖」をテーマにした心理ホラーゲームだ。小島秀夫氏がかつて手がけた『P.T.』にも通じる、段階的なホラーループ演出が採用されているとのこと。

『悪意(Dread Neighbor)』の主人公は、都会でひとり暮らしをしながら働く若い女性だ。彼女は生活費を節約するため、人里離れた安アパートへと引っ越してきた。そして、妙に静かなその古いアパートにて、ゴミ出しや猫の世話、通勤など、単調で平凡な日常を過ごすこととなる。しかし、そんな平凡な日常にやがてわずかな歪みが生じ、日常は異常へと変化していくという。
最初は、ただ説明のつかない違和感だけであった。クローゼットの隙間や、ベッド下の暗がり、壁の穴の向こうに“何か”が潜んでおり、常に誰かに見られているような感覚がする。そんな感覚が、少しずつ主人公の現実を歪めていくという。その中では、失踪した隣人、壁の隙間に潜む異様な視線、天井から流れ落ちる赤い液体、そして殺人事件を思わせる痕跡などに遭遇。そして、歪み変化し続ける空間を探索し、恐るべき真実に近づくにつれて、恐怖感もさらにエスカレートしていくとのこと。


本作の開発元Ghostcaseは、ホラーゲーム『凶寓(Dread Flats)』を今年7月にリリースして好評を得たインディースタジオだ。前作に続き、著名な中華ホラークリエイターである大祭尸(Dajishi)氏がコアコンセプトデザインを担当し、また本作はグラフィック表現や演出、ストーリーへの没入感のすべてにおいて大幅な進化を遂げているという。
先述した『P.T.』風の段階的なホラーループ演出によって、探索中は常に緊張感に包まれ、さらにプレイヤーの行動や選択によってイベントが変化。「覗き」と「恐怖」の絶妙なバランスの中で、アパートは徐々に変貌していく。そして、次々と起こる異変がプレイヤーの精神を容赦なく追い詰めるとのことだ。
『悪意(Dread Neighbor)』は、PC(Steam)向けに開発中。配信時期は未定だが、近日配信予定と案内されている。
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