Nintendo Switch 2で「ガッツリ遊べる」ゲーム6選。他ハードでもリリースされてるけれど、Switch 2で遊ぶと楽しいゲームたち

この年末にがっつり遊びたい、2025年発売のNintendo Switch 2向けゲームを紹介する。

任天堂のNintendo Switch 2は、Nintendo Switchを上回るペースで売れているとされており、発売以来品薄状態が続いてはいるが、ようやく入手できたという方も多いかもしれない。そこで本記事では、この年末にがっつり遊びたい、2025年発売のNintendo Switch 2向けゲームを紹介する。

“がっつり遊ぶ”をテーマとする上では、大手コミュニティ参加型サイトHowLongToBeatを参考にした。同サイトでは、ユーザーがゲームのクリア時間をプレイ条件ごとに投稿し、平均時間を算出。ひとつの目安として各タイトルのボリュームを確認でき、その情報をストアページ上に掲載しているプラットフォームも存在する。今回は同サイトの情報をもとに、比較的ボリュームたっぷりでがっつり遊べそうな6タイトルを選出。うち3本はインディーゲームから選んでいる。

・『ホグワーツ・レガシー』(ストアページ

『ホグワーツ・レガシー』は、「ハリー・ポッター」の世界観を題材にしたオープンワールド・アクションRPGだ。プレイヤーは、古代魔術を操るホグワーツ魔法魔術学校の5年生となり、1800年代の魔法界を舞台に冒険する。その中では、魔法の能力を開花させながら、強敵と対峙することも。また、魔法学校にて仲間や教師たちと交流する要素も用意されている。

HowLongToBeatでの集計によると、本作はメインストーリーをクリアするだけなら26時間ほど、フルコンプを目指すとなると71時間程度はかかるとされている。本作では、ホグワーツやホグズミードなどで受注できるサイドクエストのほか、チャレンジや収集要素も豊富に用意されており、クリア後もがっつり楽しめる作品となっている。

なお、本作はNintendo Switch向けにも発売されたが、Nintendo Switch 2版ではグラフィックが大幅にアップグレードされ、フレームレートも向上。また、オープンワールドをロード画面なしでシームレスに移動できるようになったことも大きな変化。スケール感と没入感はピカいちで、Nintendo Switch 2のスペックを引き出している。新規プレイヤーはもちろん、Nintendo Switch版を遊んだことのあるユーザーも手に取る価値ありだ。



・『牧場物語 Let’s!風のグランドバザール Nintendo Switch 2 Edition』(ストアページ

『牧場物語 Let’s!風のグランドバザール』は、ほのぼの生活ゲーム『牧場物語 ようこそ!風のバザールへ』のリメイク版だ。プレイヤーは、そよかぜタウンという町に移住してきた主人公となり牧場経営をおこなう。畑で作物を育てたり、動物たちのお世話をしたりするのだ。また、町には個性豊かな住民たちが暮らしており、心を通わせ物語を紡ぐ中で、友情や恋愛などさまざまなコミュニケーションを楽しめる。

本作の特徴としては、町の広場で週に一度開催されるバザールが挙げられる。プレイヤーも出店して、牧場で育てた作物や動物たちの副産物を販売可能。町に点在する風車を使って資源を加工し、商品を作れる要素も用意されている。そうして店を繁盛させバザールを盛り上げながら、世界一のグランドバザールの開催を目指すのだ。

HowLongToBeatによると、本作はエンディングを見るまでなら52時間ほど、フルコンプを目指すと190時間程度のボリュームがあるとのこと。本作には、上述したバザールで評価を高めたり、図鑑を埋めたりなどのやり込み要素が存在。また、恋愛要素や多彩なイベントも用意されており、たっぷり楽しめるはずだ。



・『ツーポイントミュージアム』(ストアページ

『ツーポイントミュージアム』は、博物館を建設・運営するシミュレーションゲームだ。博物館の建物は、レイアウトや装飾を自由にデザインできる。一方肝心の展示物は、6つのテーマに分けて多種多様なものが存在。探索チームを世界各地に派遣し、発掘して持ち帰った文化財を展示するかたちとなる。そして展示ツアーを組んだり、ギフトショップなどを配置したりしながら、来館者をもてなすのだ。

HowLongToBeatによれば、本作はキャンペーンモードをクリアするまでなら48時間ほど、その他あらゆる要素をやり込むとなれば86時間はかかるとされている。本作では展示物の収集はもちろん、来館者の嗜好にあった展示物を用意したり、運営面で工夫したりなどして評価を高めていく要素もある。また、発売後もアップデートやDLC配信によってコンテンツが拡充され続けており、今後も長く楽しめる作品となるだろう。

ちなみに、本作はNintendo Switch版は発売されておらず、Nintendo Switch 2でのみプレイ可能。経営シミュレーションゲームでありながら、ユーモアたっぷりの世界観も特徴となっており、こうしたジャンルに興味のある方はぜひ試してみてほしい。



・HADES II Nintendo Switch 2 Edition(ストアページ

『HADES II』は、ギリシャ神話を題材にした人気ローグライクアクションゲーム『HADES』の続編だ。冥界の王ハデスの娘であり、前作の主人公ザグレウスの妹でもあるメリノエを主人公とし、冥界を侵略した時の巨神クロノスを打ち倒すべく、冥界のその先を目指して戦う。

本作では、多彩な武器をアンロックして駆使することができ、ハイテンポに展開するバトルが特徴。ステージ内の敵を殲滅しては、オリュンポスの神々から授かる功徳によって能力を強化しながら進んでいく。前作にはなかった新要素としては、範囲攻撃にあたる魔陣や、強力な技を発動するためのマナ、メリノエに能力アップをもたらす魔札などが存在。また仲間がいる拠点では、冒険に役立つさまざまな施設を利用できる。

HowLongToBeatによると、本作はクリアするだけなら28時間、真エンディングに向けたイベントなどフルコンプを目指すとなれば105時間はかかるという。本作には、アンロック要素やアイテムの収集・強化要素が豊富に存在。また、そもそもローグライクアクションゲームとして何度も繰り返しプレイする前提の設計になっており、がっつりやり込めるゲームだと言える。



・Hollow Knight: Silksong – Nintendo Switch 2 Edition(ストアページ

『Hollow Knight: Silksong(ホロウナイト: シルクソング)』は、高評価を獲得したメトロイドヴァニア・アクションゲーム『Hollow Knight』の続編だ。前作にも登場したハロウネストの王女ホーネットを主人公とし、見知らぬ古代のムシ王国へと捕らわれ連れてこられた彼女は、自身の資質と過去にまつわる秘密を解き明かすべく、広大な王国を探索することとなる。

ホーネットは、鋭い針を剣のように扱って敵と戦う。また、ゲームを進める中では飛び道具や罠を扱うこともできるようになり、さらにアクセサリの装備によって能力をカスタマイズ可能だ。多種多様な環境が存在する王国には、さまざまなムシの敵が待ち受けており、ボスクラスの敵も多数存在。そうした敵を倒しながら、新たなアクションを習得しては、探索可能範囲を広げていく流れとなる。

HowLongToBeatでの集計では、本作はメインストーリーをクリアするだけなら28時間、フルコンプを目指すとなると61時間はかかるとされている。本作は難易度の高さが特徴のひとつで、ボス戦は特に歯ごたえあり。場合によっては、これよりもさらに時間がかかるかもしれない。また本作には、複数あるエンディングへの分岐要素や、各地の集落で請け負えるクエスト、その他収集要素なども用意されている。



・パワーウォッシュシミュレーター2(ストアページ

『パワーウォッシュシミュレーター2』は、高圧洗浄機を使って洗浄作業をおこなうシミュレーションゲームだ。ソロプレイおよびローカル2人・オンライン最大4人での協力プレイに対応。本作にてプレイヤーは洗浄業者となり、車両などのオブジェクトから大きな施設まで、こびりついたドロドロの汚れを綺麗さっぱり洗い流すことを目指す。

高圧洗浄機は、洗浄依頼をこなして得た報酬でアタッチメントを追加購入することで、その特性をカスタマイズ可能だ。高所作業用の装備や床用クリーナー、頑固な汚れを浮かせる洗剤なども用意されている。また、洗浄作業の進行状況に応じてステージ環境が変化する要素や、洗浄した家具を自由に配置して飾れる拠点など、前作からの進化も注目ポイントである。

HowLongToBeatによると、本作はキャンペーンモードをクリアするだけなら36時間ほど、フルコンプを目指すとなれば40時間はかかるとのこと。あらゆる装備やコスメアイテムを手に入れるやり込み要素もあるが、本シリーズは洗浄作業そのものが最大の魅力。ただ黙々と汚れを落とすゲームプレイは禅のようであり、徐々に綺麗になっていく様子を見るのは癒しにもなると、前作に引き続き大人気だ。本作は協力プレイに対応しているため、家族や友人とも一緒に楽しめる。

なお、Nintendo Switch版が併売されている作品について一部言及したが、そのほかのタイトルについても、Nintendo Switch 2版ではより高い解像度とフレームレートで動作するなどビジュアル面が強化されている。『牧場物語 Let’s!風のグランドバザール』においては、加えてJoy-Con 2でのマウス操作に一部対応している。また『パワーウォッシュシミュレーター2』は、『ツーポイントミュージアム』と同じくNintendo Switch 2版のみ発売中だ。

今回は、比較的ボリュームたっぷりでがっつり遊べる人気作品を6タイトル紹介した。ゆっくりゲームを楽しめる年末に向けて参考になれば幸いだ。Nintendo Switch 2では、もちろんこのほかにも多数のタイトルが発売中であり、また後方互換機能によってほとんどのNintendo Switch向けゲームがプレイ可能。そうした中から好みの作品を探してみるのも良いだろう。

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Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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