『VVVVVV』『Super Hexagon』を手がけたTerry Cavanagh氏の新作『Tiny Heist』が無料配布開始。ステルスとローグライクを組み合わせた作品

『VVVVVV』や『Super Hexagon』を手がけたことで知られているTerry Cavanagh氏が、新作タイトル『Tiny Heist』の完成を報告し、公式ブログとitch.ioにて無料配布を開始した。同作はブラウザ上で遊べるほか、Windows・Macユーザーは該当ページからファイルをダウンロードしてプレイすることもできる。

『VVVVVV』や『Super Hexagon』を手がけたことで知られているTerry Cavanagh氏が、新作タイトル『Tiny Heist』の完成を報告し、公式ブログitch.ioにて無料配布を開始した。同作はブラウザ上で遊べるほか、Windows・Macユーザーは該当ページからファイルをダウンロードしてプレイすることもできる。

tinyheist

『Tiny Heist』は昨年の12月上旬から「Stealthy Roguelike Thing」という名前で開発されてきたタイトルだ。プレイヤーは黄色のコインにも似たキャラクターを操作し、高くそびえ立つ塔を登っていく。ゲームシステムとしては、キャラクターを動かせば敵も動くというターンベース制の採用やフロアの自動生成など、ローグライク要素が盛り込まれている。またプレイヤーは塔内を巡回している敵や監視カメラから身を隠しながら進める必要があるなど、ステルスゲーム色も強い。出現するアイテムや装備、敵のバリエーションはそれほど多くなく、Cavanagh氏の特徴である「シンプルかつ奥深い」ゲームデザインが前面に出ている。

氏はゲームの完成にあわせてブログを更新し、自身がまだ手がけたことがなかったローグライクというジャンルを研究できたことを筆頭に、さまざまな収穫があったと報告している。『Tiny Heist』を完成させるまでに色々な要素を削ぎ落としたようで、同作の完成度には満足しているものの、次なる作品ではもっとパワーアップしたローグライクゲームが生まれるであろうと自信を見せている。

またCavanagh氏は同記事内で「最近はずっと大きく大変なプロジェクトに携わっていたので、手軽に軽いゲームを作れてよかった」と含みのある発言をしている。2017年は、氏の示唆する“ビッグプロジェクト”についての報告も楽しみに待ちたいところだ。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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