密集都市ジオラマ作りシム『ShantyTown』来年4月17日配信へ。狭い土地にみっしり自由に建てまくる、室外機やネオンだらけの街
Kinephantom Gamesは12月10日、ジオラマ構築シミュレーションゲーム『ShantyTown』を2026年4月16日に配信すると発表した。

パブリッシャーのKinephantom Gamesは12月10日、Silk Softworksが手がけるジオラマ構築シミュレーションゲーム『ShantyTown』を2026年4月16日に配信すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。ストアページによると、日本では時差の関係で4月17日配信となるようだ。ゲーム内は日本語表示に対応予定。
本作は、建物を配置して街の一角の風景を作る作品だ。建物が密集した雑多な雰囲気の表現に特徴がある。

『ShantyTown』では、さまざまな環境のロケーションを舞台に街のジオラマを作る。市街地や港、灯台のふもと、海に浮かぶ小島など、あわせて20か所のロケーションが用意され、更地の状態から建物などを配置していくのだ。建設コストなどのリソース管理要素は存在せず、またオプション的な目標は示されるが、どのような街並みを作るかはプレイヤーの自由である。
建物やその他のオブジェクトはロケーションにあわせたものが提供され、それらを選択して好きな場所に配置していく。建物に関しては、縦方向に増築するように積み重ねて配置可能。その際には単に上に乗っかるわけではなく、建物同士が馴染むようにデザインが自動調整される。各ロケーションはスペースが限られた狭い場所が多く、自ずと建物が密集した風景が生まれることだろう。


配置した建物は、窓や扉などを付けられるほか、周囲に特定の種類のオブジェクトを配置することで建物自体がアップグレードする。そのオブジェクトは、照明・公共設備・装飾という3つのカテゴリに分けてさまざまなアイテムが用意。公共設備は、ゴミ箱やエアコンの室外機などを指している。また、照明と装飾を兼ねるネオンサインのようなアイテムも存在する。
建物ごとに、アップグレードに必要な各カテゴリのオブジェクト数が設定されており、一定の範囲内にそれらを配置するとカウントされる仕組みだ。アップグレードさせるかどうかは任意であるが、新たなオブジェクトのアンロックにもつながる要素となっている。
そうしてジオラマが完成したら、その風景を写真に収めて、次のロケーションへと進む。本作ではプレイヤーは測量士であり、各地を調査して写真を撮り、書類にまとめて報告する、という設定になっている。写真撮影向けには、全体を俯瞰する視点のほか、ジオラマの中に入って撮影できるモードも用意されている。
本作の開発元Silk Softworksは、インディー開発者Erik Rempen氏の個人スタジオだ。これまでには、古代集落建設シミュレーションゲーム『Kainga: Seeds of Civilization』をリリースしている。本作『ShantyTown』については、世界中の密集した都市から着想を得て開発を始めたそうで、先述した雑多な雰囲気の表現にはこだわりがあるようだ。
『ShantyTown』は、PC(Steam)向けに2026年4月17日に配信予定。また、Steamでは体験版が現在配信中である。
この記事にはアフィリエイトリンクが含まれる場合があります。

