“シェンムー4のリーク映像”として怪しい動画出回るも、すぐ公式が「一切関係ない」と声明を発表。法的措置も準備中
YS NETは12月8日、SNS上で公開されている『シェンムー4』のものとされる動画に関して、同社とは一切関係ないとの声明を発表した。

デベロッパーのYS NETは12月8日、SNS上で公開されている『シェンムー4』のものとされる動画に関して、同社とは一切関係ないとの声明を発表した。
YS NETは、元セガのクリエイター鈴木裕氏が設立したスタジオだ。同氏は、『シェンムー』シリーズや『バーチャファイター』『スペースハリアー』など数々の作品を手がけたことで知られ、YS NETにおいては『シェンムーIII』を2019年に発売している。
鈴木裕氏が手がけた『シェンムー』シリーズに関しては、最近になって『シェンムー4』の開発中映像だとする“リーク動画”がインターネット上に出現していた。映像には、YS NETとセガのコピーライト表記もある。ただファンの間では、いくつかの不自然な描写をもとに、生成AIによる偽動画ではないかとの認識が広まっている様子である(Reddit)。
今回YS NETは、おそらくは上述した動画を指して声明を発表した。同社は、許可なくYS NETのロゴを使用し、あたかも同社が制作した『シェンムー4』関連動画であるかのように誤認させる内容の動画が公開されている事実を確認したとコメント。そして、当該動画は同社とは一切関係がないと明確にした。現時点で同社は、『シェンムー4』に関するトレイラーや映像、その他プロモーション素材を一切公開していないという。
また、こうした行為は商標権侵害および不正競争行為に該当し得る重大な問題であるとし、現在関係各所と連携のうえ法的措置を含む対応の準備を進めているとのことだ。
なお『シェンムー』シリーズに関しては、継続を希望する旨のコメントを鈴木裕氏自身が過去に出したことはあるものの、現時点では続編などについて正式な発表はない。ちなみに昨年6月には、『シェンムー4』のリリースを望むファンがニューヨークのタイムズスクエアに広告を出し、権利元のセガにアピールしたことで注目を集めた。いずれにせよ、シリーズに新たな動きがあれば公式に発表されるだろう。
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