犯罪都市オープンワールド『SAMSON』発表。借金まみれ男のヤケクソな戦いが「街」さえも変える、『ジャストコーズ』などに携わったベテランが手がける

Liquid Swordsは12月5日、オープンワールドアクションADV『SAMSON』を発表した。

デベロッパーのLiquid Swordsは12月5日、アクション・アドベンチャーゲーム『SAMSON』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)で、配信時期は未定。

本作は、主人公の男が崩壊した家族関係を修復すべく戦う作品だ。ただし、その男には多額の借金があり、金額は日々膨らみ続けている。

『SAMSON』の主人公であるSamson McCrayは、過去に犯した何らかの過ちにより返済能力を超えるほどの借金を抱えており、相手からは家族を利用して脅されている。彼は、そうした苦しい状況を終わらせるために、かつて暮らしていたTyndalstonという街に帰ってきた。

Tyndalstonの街はオープンワールドとなっており、Samsonとなったプレイヤーは、ここでさまざまなミッションに臨むこととなる。彼には毎日何らかのノルマが課されるそうで、それを達成できないと借金の利息が跳ね上がるという。もっとも、真面目に働いてお金を返すというよりも、危険な仕事に挑むことになる模様である。

ミッションは限られたポイントを消費して挑むかたちになり、一度請け負ったなら、その結果がどのようなものであれ受け入れなければならないという。ミッションではさまざまな場面での戦いが展開され、街の路地や屋上などを移動して敵を追い詰めたり、周囲のあらゆるものを駆使した肉弾戦を繰り広げたりする。Samsonには25種類以上のアップグレード要素が用意され、スキルツリー形式によって能力を強化可能だ。

また、本作では車も特徴的な存在として登場する。本作において車は移動手段であるだけでなく、鈍器でもあるという。追ってくる敵とカーチェイスをしたり、体当たりをしたりと、泥臭い戦いが展開されるわけだ。一方で、街に大きな混乱をもたらすほど、警察による取り締まりも厳しくなっていくとのこと。このほか、Tyndalstonは生きた街として表現され、プレイヤーの栄枯盛衰に応じて、各地区に存在する勢力や顔ぶれ、あるいはストリートの様子も変化していくという。

本作の開発元Liquid Swordsは、スウェーデン・ストックホルムに拠点を置くスタジオだ。『Just Cause』シリーズなどで知られるAvalanche Studiosの設立者Christofer Sundberg氏によって2020年に設立。Avalanche Studiosのほか、CD PROJEKT REDやDICE、Rockstar Games、Ubisoft、スクウェア・エニックスなどで働いた経験を持つスタッフら約40名が在籍し、Unreal Engine 5を用いて本作を開発しているそうだ。

『SAMSON』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)向けに開発中。配信時期は未定だ。発表では「Coming soon」と案内されているため、そう遠くない時期に発売されるかもしれない。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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