長距離トラックシム『Euro Truck Simulator 2』まさかの今Steam同接「7万人超」で過去最高記録更新。発売から13年以上経てなお人気加速中
『Euro Truck Simulator 2』が11月27日ごろ、同時接続プレイヤー数7万2678人を記録した。

長距離輸送シミュレーション『Euro Truck Simulator 2』が11月27日ごろ、同時接続プレイヤー数7万2678人を記録した。2種類のDLCが同時発売されたこともあってか、2012年の発売から13年を経て本作の人気は最高潮となっている。
『Euro Truck Simulator 2』は、SCS Softwareが開発・販売を手がけるトラック運転シミュレーションゲームである。プレイヤーはヨーロッパ各地を舞台に、貨物を運びながら物流ネットワークを構築していく。収録都市はイギリス、ベルギー、ドイツ、イタリア、オランダ、ポーランドなど60以上。また、輸送だけでなく、ガレージの購入、車両の整備、運転手の雇用といった会社運営要素も含まれる。車両のカスタマイズ幅も広く、複数人協力輸送のマルチプレイにも対応している。Steamストアではすべてのレビューと最近のレビューの双方で「圧倒的に好評」ステータスを獲得。長期にわたりプレイヤーから支持されてきた作品だ。

そんな本作の同時接続プレイヤー数が、ここにきて過去最大規模に達した(SteamDB)。本作はここ数年、4万〜6万人前後の同時接続プレイヤーを推移していたが、11月には7万2678人に到達。これは、2023年10月に達成された6万9754人の記録を上回る数字であり、本作のリリース以来の最高値だ。発売から10年以上を経たタイトルとして特筆すべき数値といえる。
なお、今回の記録更新が確認された11月27日には、2本のDLCが配信されている。 北欧3か国を新たに追加する「Nordic Horizons」と、林業向け機材の輸送を導入する「Forest Machinery」である。
「Nordic Horizons」は、ノルウェー、スウェーデン、フィンランドを対象としたマップ拡張だ。数十の都市が追加され、フィヨルド沿岸の道路や北極海に面した区間、水中トンネル、山岳地帯の細い道路など、さまざまな環境を走行できる。スウェーデン北部ではE4沿いの地域からスカンジナビア山脈までをカバーし、フィンランドのラップランドでは森からツンドラへと変化していく景観が再現されている。

一方「Forest Machinery」では、林業向け機材の輸送が新たに追加される。丸太を引き出すスキッダー、伐採後の木材を運ぶフォワーダー、木や枝を粉砕するマルチャーといった重機が輸送対象となり、専用トレーラーや車両アクセサリーも収録されている。

本作は最近になっても頻繁に無料DLC・有料DLCによる拡張が続けられてきたが、定価2480円の大型DLCは2023年10月発売の「West Balkans」ぶり。先述した前回の同時接続プレイヤー数記録も同DLC発売時のものであり、新たな大型DLCの発売で当時の記録を塗り替えた格好だ。
なお現在、Steamでは『Euro Truck Simulator 2』本体が12月12日までセール対象となっており、通常価格2780円のところ75%オフの695円で販売されている。大規模拡張とあわせて大幅なセール割引がおこなわれたことも、プレイヤー数増加に繋がったのだろう。発売から13年を経てなおプレイヤーベースが拡大していると見られる本作の今後にも注目していきたい。
『Euro Truck Simulator 2』はPC(Steam)向けに配信中。




