フライトシム専用コントローラー「Echo Aviation Controller」発表。ゲームパッドにギュッと凝縮、スロットルもペダルも“全部載せ”

ゲーム周辺機器メーカーのHoneycomb Aeronauticalは11月18日、フライトシム用コントローラー「Echo Aviation Controller」を発表した。

ゲーム周辺機器メーカーのHoneycomb Aeronauticalは11月18日、フライトシム用コントローラー「Echo Aviation Controller」を発表した。対応プラットフォームはPC/Macで、海外にて12月中旬に発売予定。価格は149.99ドル(約2万3000円)。

本製品は、フライトシミュレーションゲーム専用のコントローラーだ。ゲームパッドスタイルが採用され、『Microsoft Flight Simulator』などの主要タイトルに対応する。

「Echo Aviation Controller」は、有線および無線での接続に対応。フライトシム用コントローラーというと、実際のコクピットの機器を再現したものなど本格的なものが数多く発売されているが、本製品は一般的なゲームパッドと同じスタイルを採用しつつ、必要な操作系が搭載されていることが特徴となる。

まず目を引くのは、前面右寄りに配置された4つのスライダーだろう。スロットルやフラップ、スピードブレーキなどを制御する際に使用し、各機能は自由に割り当て可能。製品に付属する色違いのキャップで、見た目のカスタマイズにも対応する。その右側にはトリムホイールが配置されている。一方前面左側には、2つのアナログスティックが搭載。手前のスティックではピッチ・ロールを操作し、奥側のものはプレイヤーのカメラ操作用とのこと。

手前側面には3つのレバーが搭載されており、これも一般的なゲームパッドでは珍しいフライトシム用コントローラーならではのもの。ランディングギアやパーキングブレーキなどを操作するために使用する。さらに、背面には2つのスライダーが配置されており、これらはラダーペダルとして機能するそうだ。

このほか、トリガーやバンパーボタン、各種システム用ボタンなども搭載。アナログスティックの側には4つの丸いボタンが配置されており、こちらも任意の操作を割り当てられるのだろう。

開発元のHoneycomb Aeronauticalは、本格的なフライトシム用コントローラーを手がけている一方で、近年はユーザー層の拡大にも取り組んでいるという。本製品「Echo Aviation Controller」は、そうした専用周辺機器のある種の敷居の高さを解消すべく、入門機として開発されたそうだ。

Echo Aviation Controller」は、PC/Mac対応版が海外にて12月中旬に発売予定。また、2026年にはコンソール対応版も発売される。なお、Honeycomb Aeronautical公式ショップは日本への発送には対応していない模様。従来製品では日本で正規販売された例もあるため、本製品の国内展開にも期待したいところである。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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