Blizzard、2017年に『Overwatch』のカスタムゲーム用サーバーブラウザを実装予定。複数の新規ヒーローとマップ、ゲームモードも順次

Blizzard EntertainmentのゲームディレクターJeff Kaplan氏は、『Overwatch』の今後の開発プランを「Developer Update」にて解説した。

Blizzard EntertainmentのゲームディレクターJeff Kaplan氏は、『Overwatch』の今後の開発プランを「Developer Update」にて解説した。すでに開発中であることが伝えられいてた新規ヒーローやマップ、ゲームモードについて再度触れられたほか、カスタムサゲーム用のサーバーブラウザが2017年に搭載される予定であることが明らかにされている。

すでに新規ヒーローやマップ、ゲームモードに取り組んでいることは過去に明らかにされており、今回は特にそれらの詳細が出たわけではない(参考記事)。Kaplan氏は、新規ヒーローの開発には時間をかけて取り組んでいくと伝えたほか、新しいゲームモードはアーケード内でテストしてからコアとなるマップに導入する考えだと説明している。

新たに発表されたのが、2017年初頭に追加予定のカスタムゲーム用のサーバーブラウザだ。現時点のカスタムゲームはBattle.netのフレンドかAIを追加してプレイすることしかできないが、今後はカスタムゲームを作成して誰でも参加することができるようになる。特定のマップやゲームモード、あるいは参加プレイヤーを日本人に限定した部屋などで、今後はより自由にゲームをプレイできるようになるだろう。

このほか大きな調整要素となるのが、「こんにちは」「ありがとう」などのコミュニケーションに使うホイール型のチャットツールの改良だ。ホイールには最大4つの台詞と4つのエモートが追加され、プレイヤーはアンロックしたものを自由に設定できるようになるという。またスプレーもゲーム中に最大4つまで使用することが可能になる。

この他にもKaplan氏は、パーティーチャットへとよりスムーズに参加できるようになる機能や、ゲームを観戦するスペクターモードの改善、Sombraの調整を実施するかどうかはまだ長い目で見る必要がある(ただしそうなった場合にはプランがある)点などを伝えている。なお補足情報とはなるが、Kaplan氏は公式のフォーラムにて、バレンタインやイースターイベントは実施しないことも明らかにしている。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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