Steamの新たな中毒性高めゲーム『RACCOIN』体験版配信でいきなり大人気。シナジー炸裂病みつきデッキ構築型メダル落とし
Playstackは11月10日、Doraccoonが手がける『RACCOIN: Coin Pusher Roguelike』の体験版を配信。本作はまだ体験版の配信ながら、早くも大きな人気を博している。

パブリッシャーのPlaystackは11月10日、Doraccoonが手がけるデッキ構築型コインプッシャーゲーム『RACCOIN: Coin Pusher Roguelike』の体験版を配信した。対応プラットフォームはPC(Steam)。体験版ながら、早くも大きな人気を獲得している。
本作は、ゲームセンターなどにあるコインプッシャー、いわゆるメダル落としゲームをモチーフに、デッキ構築型ローグライク要素を取り入れた作品だ。コインプッシャーとは、多数のコイン(メダル)が入れられた筐体内に追加のメダルを投入し、自動で動く押し板にコインを押し出させて落とすことを目指すゲームである。

『RACCOIN: Coin Pusher Roguelike』ではコインプッシャーをプレイし、コインを落としポイントを獲得して、各ラウンドの目標スコア達成を目指す。筐体内には基本となる銅製コインが多数入れられており、左右にある投入口から追加のコインを投入していく。そして押し出されたコインが落ちるとポイントを獲得でき、同時にチケットも入手できる仕組みだ。連続してコインを落としてコンボを稼ぎ、ボーナスコインなどを獲得できるルーレットを回せる要素も存在する。
チケットは、手持ちのコインがなくなった際に追加するために利用できるほか、ラウンドクリア後に訪れるショップでお金として使用可能。ショップでは、特別な効果を持つスペシャルコインなどが販売されている。スペシャルコインはスロットに割り当てておくことでプレイ中に任意に投入でき、装備枠の拡張もショップで購入できる。なお、ショップの品揃えはランダムである。

スペシャルコインは、基本的な価値=落とした際のポイントが高いものが多く、その上で特定の条件にて、周囲のコインを巻き込むなどして価値を高めるさまざまな効果を持つ。ショップではほかに、いわゆるパッシブ・アクティブスキルにあたるチップやプライズといったアイテムも販売されており、それらのシナジーを活かすビルドを見出して、ポイントやチケットをじゃんじゃん稼ぐのだ。
一方、プレイ中には3ラウンドごとにバッドコインと呼ばれるコインが投入される。これは、たとえば接触したコインの価値を下げるなど、負の効果を持つコインだ。スペシャルコインの中には、バッドコインを排除できる効果のものも存在する。またバッドコインを落とすと、ラウンドクリア後にランダムに3つ提示された中からアップグレードを獲得できる。

今回配信された体験版には、50種類以上のスペシャルコイン、60種類以上のチップなどのアイテム、および2人のプレイヤーキャラクターが収録。キャラクターはそれぞれ独自のコインを持っており、選択によってプレイスタイルも変わる。この内ひとりではチュートリアルもプレイ可能だ。
そして体験版が11月10日に配信されてからの同時接続プレイヤー数の推移を確認してみると、これまでのピーク時には約3200人を記録(SteamDB)。かなりの人気ぶりだ。また体験版のユーザーレビューは、本稿執筆時点で約80件のうち94%が好評とする「非常に好評」ステータス。馴染みあるコインプッシャーにデッキ構築の奥深さや爽快感が加わり、『Balatro』を彷彿とさせるという意見が聞かれる。ほかに、ドット絵風のビジュアルや、かわいい動物キャラクターたちの存在なども好評である。
『RACCOIN: Coin Pusher Roguelike』は、PC(Steam)向けに開発中。配信時期は未定だ。そして体験版は現在配信中である。



