ダミアン・ウェインを主人公とする「バットマン」の新作ゲームが開発中か。「スーサイド・スクワッド」のゲームは開発中止との噂も

2013年に発売された『Batman: Arkham Origins(バットマン アーカム・ビギンズ)』を手がけたWB Games Montréalは現在どのようなゲームを開発しているのだろうか。これまでにいくつかの噂が浮上していたが、その内のひとつは可能性がなくなってしまったかもしれない。

2013年に発売された『Batman: Arkham Origins(バットマン アーカム・ビギンズ)』を手がけたWB Games Montréalは現在どのようなゲームを開発しているのだろうか。これまでにいくつかの噂が浮上していたが、その内のひとつは可能性がなくなってしまったかもしれない。

Kotakuは12月20日、同スタジオに詳しい複数の情報筋から得た証言として、同スタジオは「Suicide Squad(スーサイド・スクワッド)」のゲームを開発していたが、今月初めに開発中止になってしまったと報じている。「Suicide Squad」はDC Comicsが出版しているアメコミシリーズで、同社のアメコミ作品に登場する犯罪者らを主役にした作品だ。今年には実写映画化もされており、ハーレイ・クインをメインに据えたキャンペーンは記憶に新しい。

Kotakuによると、WB Games Montréalは「Suicide Squad」のゲームに少なくとも2年間は取り組んでいたが、親会社ワーナー・ブラザースの重役会議で開発続行の承認を得ることができなかったという。この決定と関係があるのかどうかはわからないが、その直前の11月末には同スタジオのトップ2人が退社し、新たにEidos MontrealからStéphane Roy氏を責任者に迎える人事をおこなっていた。WB Games Montréalは現在、平行して開発していたもう一つのプロジェクトである「Batman」の新作ゲームの開発に集中しており、その主人公にはバットマンの息子ダミアン・ウェインがあてられているという。ダミアンは原作ではバットマンの相棒ロビンとしても知られている。

『Batman: Arkham Origins』には「Suicide Squad」へと続く展開を示唆するシーンがあった
『Batman: Arkham Origins』には「Suicide Squad」へと続く展開を示唆するシーンがあった

これらがどのようなゲームなのか気になるところだが、2015年に同スタジオの求人ページに掲載された情報には、「新しいIPによるオープンワールド・アクションゲーム」を開発する旨が記載されていた。また、これまでには両作に関する噂も浮上していた。同スタジオが公開した映像に開発中のバットマンらしき姿が映り込んでいたり、今年9月には海外フォーラムNeoGAFでゲーム内容のリークもされている。その内容をかいつまんでいうと、「Suicide Squad」ゲームは『Borderlands』風の協力プレイ・アクションゲームで、Rocksteadyの協力を得ながら開発されていたという。そしてダミアン・ウェインの「Batman」ゲームの方は、年老いたブルース・ウェインが息子ダミアンを新たなバットマンに導くゲームで、まだ開発は始まったばかりだとしていた。この情報については、これまでにいくつものリーク情報を提供し的中させてきたNeoGAFユーザーも事実だと発言している。

今回の報道はそれらの噂をおおむね認めるような形となっているが、もちろん真偽は不明だ。いずれにせよ、WB Games MontréalがDCコミックの世界観をベースにしたAAAタイトルを開発していることについてはまぎれもない事実で、来年以降に披露されることだろう。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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