『ASTRONEER』、「農業要素の導入」や「飛行機の追加」などロードマップから今後の展開のヒントが見つかる
今月16日から早期アクセス販売されている惑星探索アドベンチャー『ASTRONEER』。美しいグラフィックやシンプルながら奥深いクラフティングなどが高い評価を集め、今この瞬間も多くのプレイヤーがゲームを楽しんでいる。
『ASTRONEER』を気に入ったプレイヤーならば、今後どのような要素が追加されていくか気になるところだろう。そんな今後の展開を示唆するアップデート情報についてのヒントが、開発を手がけるSystem Era Softworksによって先日公開されたロードマップに記載されている。
このロードマップはタスク管理ツール「Trello」にて公開されているもの。『ASTRONEER』の今後のアップデートにおけるアイディアを、ユーザー向けに「ゲームの方向性がわかるような指標」としてリスト化している。
ロードマップによると、開発チームは現在、エンジンの安定やバグの解消、サバイバルのメカニズムの調整、探索の動機付けの強化などに取り組んでいるようだ。バグに関しては、代表的な問題である「テザーを多く設置するとゲームが極端に重くなる」事象について、すでに開発チームはテザーのシステムを書き直していることを明かすなど、素早い対応を見せている。今後、修正版はまずベータにて試験運用したのちに、製品版に実装していくとのことだ。
そして「今後取り組んでいく優先すべき事項」にはクリエイティブツールやパブリックマルチプレイの実装、そして現在のビルドでは目を離した隙に消えてしまうなど不安定な動きを見せるローバーとクレーンの(おそらく挙動の)修正などがあげられている。クリエイティブツールについての詳細は不明であるが、おそらく建築に関するものであることが予想される。
こうした具体性のある計画に加えて、「現時点では明確なプランは立っていない」としながらもさまざまな機能の実装を検討しているようだ。具体的には、農業要素とそれにともなう空腹システムの導入がリストに記載されている。また、プレイヤーが操作できる飛行機やスペースクラフトの追加、ストーリーの概念の実装がリストにはあげられている。ほかにも拠点の施設を複数つなぐことで、電力や酸素を共有できるギミックをさらに拡張していく(『Minecraft』のレッドストーンのような機能)ことも検討しているのだという。これらの要素の実装は約束されておらず、変更される可能性も十分にある。あくまでアイディア段階のものであるが、今後のアップデートのヒントとして参考になるかもしれない。
アップデートの基本的な流れとしては、まず現在発生している不具合の修正を優先して取り組んでいくとのこと。そういった作業が終われば実装されている要素の改善を進め、さらに余裕ができれば新要素の開発にとりかかるようだ。新たな要素の実装にはしばらく時間が要すると思われるが、今後の展開が楽しみだ。