田舎酷道・軽トラ配達ゲーム『Easy Delivery Co.』ついに日本語表示に対応。ローポリ猫ドライバーが配達をひたすら頑張る「圧倒的に好評」ゲーム
Steam向けローポリ猫配達ドライブ『Easy Delivery Co.』が最新アップデートを配信し、待望の日本語が実装された。

パブリッシャーのOro Interactiveは11月2日、インディー開発者のSam Cameron氏が手がけた配達ドライブゲーム『Easy Delivery Co.』向けに最新アップデートを配信し、日本語などへの対応をおこなったと発表した。本作はPC(Steam)向けに配信中。
本作は、擬人化された猫のキャラクターとなり、軽トラに乗って配達仕事をこなすゲームだ。初代PlayStation時代を思わせるレトロな3Dグラフィックが採用されている。

『Easy Delivery Co.』の舞台となるのは、悪天候が続く雪深い山間の寂れた町だ。この土地では、報酬は“最低賃金にはまるで届かない”一方で、“あまりにも高すぎる”ガソリンをはじめ物価はお高め。そんな環境にて、プレイヤーは次々に寄せられる配達の依頼をこなしてお金を稼ぐ。
配達ではまずは集荷場所へ向かい、荷物を受け取ったら軽トラの荷台に乗せる。そして目的地まで運転し、指定の場所に荷物を下せば仕事完了だ。路面状況が悪く、狭く険しい山道も存在するため、運転には気を使うだろう。もし軽トラが跳ねたり横転したりして荷物をすべて落としてしまったら、拾いに行かなければならない。なお外は凍える寒さのため、長時間出歩くのは危険だ。
軽トラは、ガソリンが減ったら給油する必要があり、またドライバー猫も自動販売機でエナジードリンクを購入したり、カフェでコーヒーを注文したりなどしてエネルギーを補給しなければならない。お金を使える場所としてはほかにショップがあり、たとえば雪道での走行が安定するスノータイヤなどのほか、町の新たなエリアのアンロックにつながるアイテムを購入できることもある。


本作は、PC(Steam)向けに今年9月18日にリリース。Steamのユーザーレビューでは、本稿執筆時点で約2900件のうち95%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得している。本作は比較的小規模な作品ではあるが、配達仕事の依頼は無限に寄せられる。軽トラの運転を含め、その配達ゲームプレイが程よくカジュアル寄りであり、のんびり配達を楽しめるなどとして評価されている。ちなみに、開発元は先月10月2日に売り上げ10万本が間近であると報告しており、売れ行きも好調のようだ。
そして今回配信されたアップデートにて、本作は日本語を含む10か国語に新たに対応した。本作は、昨年11月の発表時に日本で注目を集めたことから、早々に日本語対応が決定(関連記事)。ローンチには間に合わなかったが、このたびついに実装された。ゲーム内では町の住民たちと会話することもあるため、より遊びやすくなったと言えるだろう。
『Easy Delivery Co.』は、PC(Steam)向けに配信中だ。なお、今回のアップデート配信を記念してセールが実施されており、11月12日までは20%オフの1199円(税込)にて購入可能となっている。




