マルチ対応高評価リズムアクション『ラタタン(RATATAN)』売上10万本突破。勢いづくなかで無料大型アプデも決定、「スーパーフィーバー技」など実装へ

Game Source Entertainmentは10月24日、『ラタタン(RATATAN)』の累計販売本数が10万本を突破したと発表した。

パブリッシャーのGame Source Entertainmentは10月24日、Ratata Artsが手がけるリズムアクションゲーム『ラタタン(RATATAN)』の累計販売本数が10万本を突破したと発表した。本作はPC(Steam)向けに早期アクセス配信中。

また、本作に向けた大型アップデートを10月30日に配信することも発表。新要素の導入やゲームの改善などがおこなわれる。

『ラタタン(RATATAN)』は、リズムゲームと横スクロールアクション、ローグライク要素を組み合わせた作品だ。ソロプレイおよび最大4人でのオンライン協力プレイに対応。プレイヤーは音楽好きの冒険者ラタタンとなり、忠実な下僕であるコブンたちを引き連れてステージを進みながら、敵との大乱戦を繰り広げる。

ステージでは、ラタタンをリアルタイムに操作しつつ、音楽にあわせて入力するリズムコマンドによってコブンたちを操ることができる。攻撃やガード、ジャンプなどを指示でき、ジャストタイミングだと効果がアップする仕組みだ。また、道中にてさまざまな強化を得たり、拠点となる街で恒久的なアップグレードをアンロックしたりといった要素も用意されている。

本作は、『パタポン』シリーズのクリエイターである小谷浩之氏らが、その精神的続編でありつつもまた新たなゲーム体験を目指して制作。先月9月19日にPC(Steam)向けに早期アクセス配信が開始され、ユーザーレビューにて本稿執筆時点で約1700件のうち85%が好評とする「非常に好評」ステータスを得るなど高く評価されている。そしてリリースからおよそ1か月が経ち、累計販売本数が10万本を突破したことが発表された。

また今回、本作に向けた大型アップデートが10月30日正午に配信予定であることも明らかにされた。これは開発ロードマップにて予告されていた「闇の襲来に備えよ」と題された10月アップデートのこと。内容としては、まず各ラタタン固有の必殺技「スーパーフィーバー技」が実装される。スーパーフィーバー技は、フィーバーゲージを溜めることで発動可能。マルチプレイの連携がコンセプトとのこと。

たとえば、ニャンドラーのスーパーフィーバー技「ニャンニャコラブ」は、20秒間のあいだ範囲内にいる味方の攻撃力を12%、移動速度を20%増加させる効果を持つ。本作では、今後こうしたプレイヤー側の強化要素を導入しながら、ゲームバランスの調整を続けていくそうだ。

大型アップデートではほかに、コブンにアクセサリ装備が導入される。リボンや帽子などの頭部向けアクセサリが用意され、コブンの見た目をカスタマイズ可能。能力アップ効果を持つアイテムも存在するようだ。また冒険の途中には、ランダムイベント(宝箱部屋)が登場するように。ちょっと手強い敵を倒せばお宝をゲットでき、大量の報酬が手に入ることもあるという。

道中でランダムに獲得できる、さまざまなバフ効果を持つラタカルタには、リロール(選択やり直し)機能が追加される。乱数依存の影響を和らげつつ、プレイヤーの選択肢を増やすための導入で、自由度の拡張と戦略性のアップが見込まれている。

ランダムマッチング機能の改修も実施予定だ。UIが調整され、現在作成されているセッションが見えるようになり、マルチプレイへの参加がよりスムーズになるとのこと。なお、これは段階的な改修の前段階にあたるそうで、今後さらに改善されていくのだろう。このほか、各種バランス調整や不具合修正もおこなわれる。

早期アクセス配信中である本作では、プレイヤーからのフィードバックをもとに課題を洗い出し、ゲームの改善とコンテンツの拡充がおこなわれている。上に紹介した10月の大型アップデートはその一環というわけだ。今後に関しては、12月頃と2026年春頃に大型アップデート配信が計画。12月のアップデートでは、新シナリオおよびダークラタタン戦の実装、ステージギミックの追加、ラタカルタの拡張などが予定されている。

『ラタタン(RATATAN)』は、PC(Steam)向けに早期アクセス配信中だ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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