ネズミシェフのお料理ローグライト『Restaurats』11月8日リリースへ。客はゴブリンやオークなど“くせ者”揃い、料理を投げて時短もする無頓着レストラン開店
toR Studioは10月22日、レストラン経営シミュレーションゲーム『Restaurats』を11月7日にリリースすると発表した。

デベロッパーのtoR Studioは10月22日、レストラン経営シミュレーションゲーム『Restaurats』を11月7日にリリースすると発表した。日本では時差の関係で11月8日に配信される。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ゲーム内の日本語表記にも対応予定。
『Restaurats』は、ゴブリンやオーク、スケルトン、ヴァンパイアなどの集う地下の大衆レストランで、ネズミシェフとなって店を切り盛りする料理・経営シミュレーションゲームだ。本作は、ソロおよび最大4人でのオンラインマルチ協力プレイに対応している。複数人で協力すれば、調理をする厨房担当と料理の提供をするフロア担当など、役割を分担して遊ぶことができ、にぎやかに楽しめそうだ。

本作では、客は乱暴でわがままな文字通り“モンスター”であり、店員も店員で衛生面に無頓着なネズミというカオスっぷりが特徴となっている。注文票、食材、料理、ゴミにいたるまで、基本的にはなんでも投げ飛ばして運ぶことができる上、そうすることでもっとも効率が上がる。ネズミたちは料理をうっかり床に落としても、気にせずそのまま提供するようだ。また本作では各ラウンドが異なる展開を見せ、営業後に獲得できるメニューレシピもランダムといったローグライクの要素が存在する。客には種族間の相性が設定されており、相席させる場合には相性の好悪を考慮に入れて席の案内をする必要がある。

本作には、さまざまな料理レシピが存在するだけでなく、シェフレベルとスキルツリーのシステムを用いて調理や接客の効率を上げていくことができる。スキルには、投てき力をアップするものや移動速度向上、さらには「誤ったメニューを提供したとしても客を満足させられる能力」などが存在する。またシェフの見た目を変更するコスメティックも豊富で、家具や調理器具、インテリアなどの配置も自由に変更して店の飾り付けなども楽しむことができる。設置物には税金が発生するので、日々の収支を考えつつお店を充実させていくことになりそうだ。


本作については、今年7月に無料体験版がリリースされ、その後10月に開催されたSteam NEXTフェスでは体験版の大幅なアップデートが実施された。本稿執筆時点で、体験版のSteamユーザーレビューは94%の好評率で「非常に好評」ステータスを獲得しており、特に複数人での協力プレイを評価する声が多くあがっている。本作のレストランでは、単に調理や客への提供をするのみならず、腕相撲をしたりお邪魔インプをバゲットで撃退したり、賭けブラックジャックをしたりと、料理以外のお遊び要素がさまざま存在する。せっかくお店の経営で稼いだお金を、ブラックジャックですべて溶かしてしまうのも楽しみ方のひとつ。経営シミュレーションというジャンルを超えた“なんでもあり”感が楽しいゲームと言えるだろう。
