Nintendo Switch『テレネットふくぶくろ』発表。“プレミア化”した『ぽっぷ’n まじっく』など、日本テレネットの隠れた名作6本をまとめて収録

エディアは10月20日、『テレネットふくぶくろ』を発表した。日本テレネットの、知る人ぞ知る隠れた名作6タイトルをチョイスして完全移植する作品だ。

エディアは10月20日、『テレネットふくぶくろ』を発表した。対応プラットフォームはNintendo Switchで、2026年1月22日発売予定。現時点ではパッケージ版の発売のみが決定しており、価格は8580円(税込)。

本作は、かつて存在したゲーム会社の日本テレネットの、知る人ぞ知る隠れた名作6タイトルをチョイスして完全移植する作品だ。エディアは、「テレネットリバイバル」として『夢幻戦士ヴァリス』シリーズや『コズミック・ファンタジー』シリーズなどを現代に復刻しており、本作は同プロジェクトの最新作である。

『レディファントム』

『テレネットふくぶくろ』には、以下の6タイトルがまとめて収録される。いずれも1990年代にPCエンジン向けに発売されたゲームだ。ちなみに、一部タイトルのオリジナル版は現在の中古市場でプレミア化している模様。たとえば『ぽっぷ’n まじっく』は、本稿執筆時点でAmazon.co.jpにて軒並み2万円前後で出品されている。今回の移植によってそうした作品も手軽にプレイできるようになるだろう。

・レディファントム
・TRAVEL・エプル(2人プレイ対応)
・デコボコ伝説(5人プレイ対応)
・ぽっぷ’n まじっく(2人プレイ対応)
・なりトレ(4人プレイ対応)
・ハイグレネーダー

各タイトルの移植においては、オリジナル版発売当時の雰囲気や手触りをそのまま再現しつつ、「サウンドモード」「ビジュアルモード」「巻き戻し機能」などが追加される。また上のリストに記したように、一部タイトルはマルチプレイにも対応する。

『ぽっぷ’n まじっく』
『なりトレ』

『レディファントム』は、近未来世界を舞台にする戦略シミュレーションゲームだ。個性豊かな5人の少女たちが、ファントム・メディアと呼ばれる人型兵器を操って戦う。『TRAVEL・エプル』は、なぐりあいで物事を決めるコミカルアクションゲーム。ペンギンのぬいぐるみを着た南極生まれの女の子エプルが、白クマ王の打倒を目指す。

『デコボコ伝説』は、山あり川ありモンスターありのヘンテコワールドで繰り広げられるレースゲームだ。ボディーやタイヤのパワーアップのほか、爆弾や地雷、オイルやまきびしを買って他車を邪魔できる。『ぽっぷ’n まじっく』は、風を操る見習い魔法使いのアニスとレスターが、不思議の世界を冒険するアクションゲーム。敵をスピリットボールに封じて武器にできるシステムが特徴だ。

『なりトレ』は、「成り上がり・トレンディ」をテーマに出世を目指すすごろくゲームだ。業績を上げ、株や派閥をかき集めてイベントを制し、ひたすら出世街道を爆進する。『ハイグレネーダー』は、荒廃した近未来の地球を舞台に無人の殺戦兵器軍に立ち向かう戦略シミュレーションゲーム。プレイする度に変化するマップにて、多数のユニットや部下を指揮して戦う。

テレネットふくぶくろ』は、Nintendo Switch向けパッケージ版が2026年1月22日に発売予定だ。なお、ダウンロード版の詳細については今後発表されるとのことである。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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