『ドラゴンクエストX オンライン』、バージョン8「時空の迷い子たち」発表。2026年も新追加パッケージで大型拡張決定
スクウェア・エニックスは10月19日、MMORPG『ドラゴンクエストX オンライン』のバージョン8にあたる追加パッケージ『ドラゴンクエストX 時空の迷い子たち オンライン』を発表した。

スクウェア・エニックスは10月19日、『ドラゴンクエストX 時空の迷い子たち オンライン』を発表した。本作は、2012年から13年続くMMORPG『ドラゴンクエストX オンライン』のバージョン8にあたる追加パッケージだ。
『ドラゴンクエストX オンライン』は、『ドラゴンクエスト』シリーズ初のMMORPGだ。2012年より正式サービスが開始され、現在はバージョン7にあたる『ドラゴンクエストX 未来への扉とまどろみの少女 オンライン』として継続中。
本作ではプレイヤーは、自身の分身となるキャラクターを作り、戦いと冒険の旅に出ることになる。『ドラゴンクエスト』シリーズお馴染みのコマンドバトルとリアルタイムバトルの両方を採用した新しいシステムとなっているほか、1人でゲームを楽しみたいプレイヤーに向けたサポート仲間システムを用意するなど、『ドラゴンクエスト』であることとMMORPGであることを両立させた作りとなっている。ほかにも生産システムやハウジングなど、今までの『ドラゴンクエスト』シリーズにはなかったシステムが採用されている。
本作のバージョン8となる『ドラゴンクエストX 時空の迷い子たち オンライン』は、「超ドラゴンクエストXTV #54 公開生放送 in 大阪」にて発表。本放送では、公式サイト内の「目覚めし冒険者の広場」に寄せられたユーザーの提案に答える「提案広場に生アンサー」や、今後のゲーム内イベント情報を紹介。その放送の終盤に重大発表として『ドラゴンクエストX 時空の迷い子たち オンライン』が発表されたかたちだ。
とはいえ、現在『ドラゴンクエストX オンライン』はバージョン7の最終メインストーリーが公開されるバージョン7.6[前期]大型アップデートを控えている状態のため、今回の放送ではタイトルの発表のみとなった。同アップデート後、順次バージョン8の続報が公開されていくことになるそうだ。
ちなみに、放送内では出演していたバッファロー吾郎の竹若元博氏や椿彩奈氏らが、タイトルロゴの色合いから、『ドラゴンクエストX オンライン』の物語のキーワードである「時渡りの術」に関係があるのではないかと指摘。しかし、『ドラゴンクエストX オンライン』ショーランナーである安西崇氏はバージョン8がどんなものになるのかについては明かさず、「まずはバージョン7の最後を見届けてほしい」と語った。
いずれにせよ、プレイヤーとしてはバージョン7のフィナーレが近づいている現状で、この先にも新たなコンテンツが用意されていると確定したことは喜ばしいだろう。なお、本作の運営プロデューサーである秋保広毅氏によると、バージョン8の発表はまだ早いのではないかという議論は社内でおこなわれたという。しかし、観客を動員した生放送の場で発表したいという考えから、本日発表することが決定したそうだ。また、13年間続いたMMORPGをさらに拡張するということは簡単ではないとも話しつつ、来場者および視聴者へ感謝の言葉を述べた。そして、安西氏はバージョン7以降の『ドラゴンクエストX オンライン』が「すごく成績が良い」と明かしながら、冒険者たちへの感謝の言葉で締めくくった。
『ドラゴンクエストX オンライン』は、PCおよびNintendo Switch/PS4向けに発売中。バージョン8追加パッケージ『ドラゴンクエストX 時空の迷い子たち オンライン』は、2026年発売予定だ。