“クエストマーカーなし”自由オープンワールドRPG『Of Ash and Steel』11月7日発売へ。危険なファンタジー世界を「自力」で冒険・探索、家を買って生活も
tinyBuildは10月14日、『Of Ash and Steel』を11月7日にリリースすると発表。本作は地図製作者として、島中を冒険する三人称視点のオープンワールドRPGだ。

パブリッシャーのtinyBuildは10月14日、『Of Ash and Steel』を11月7日にリリースすると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/GOG.com)。なお、ストアページ表記によると本作は日本語表示に対応する予定だ。
『Of Ash and Steel』は、三人称視点のオープンワールドRPGだ。舞台は、かつて繁栄していた中世の島「Grayshaft」。プレイヤーは前途有望な地図製作者「Tristian」となって島中を冒険し、厳しい世界を生き抜くこととなる。

本作の一番の特徴は、ゲーム内に「クエストマーカー」が存在しないこと。プレイヤーは自分自身の足で島中を冒険し、クエストや進行の手がかりを手に入れなければならない。ただクエストマーカーが存在しない以上、その道のりも自由が効く。トレイラーで確認できる範囲では、クエスト中にてある城に侵入するための方法として、用水路から侵入したり、門番との交渉や、高所にある侵入経路など、さまざまな経路が用意されているようだ。プレイヤーの好きなスタイルで探索することができるということだろう。
戦闘要素においてもその自由度は健在。プレイヤーは好きな武器種ごとにスキルツリーを伸ばし、自身を強化することができる。武器種も豊富で、両手持ちの斧から、スピーディーなレイピア、スタンダードな剣まで、プレイスタイルに合わせた武器を装備することが可能だ。また、スキルによってはアビリティを発動させることで、グローリーキルも発動可能。痛快なアクションを楽しむことができる。

また、プレイヤーはいくつかの勢力から好きな物を選んで仲間になることも可能。「Order of the Seven」という王国を守る騎士団や、「The Free Hunters」という狩人の集団、また3種の異なるギルドに加入するなど、多様な選択肢から仲間を得ることができる。
さらに、本作ではクラフト要素が存在。狩りや釣りといった収集要素から、料理、ポーションクラフト、武器の鍛冶など、さまざまなクラフトが行える。なお、自作した武器はゲーム内で収集した武器よりも要求スキルが低いため、序盤から強力な武器を使用することもできるようだ。武器はアップグレードの他にもスキンを変更できる要素も存在。自分のお気に入りの武器を作ってみても良いかもしれない。

そのほか、ハウジング要素も存在。自分で家を買い、調度品や、階段や屋根などの外装を変更することができる。Grayshaftでの自由できままな生活が楽しめるというわけだ。
本作の開発元であるFire & Frostは、本作が初のリリース作品となる。2000年代のクラシックなRPGから多大な影響を受けており、没入感を重視した作品になっているという。また、クエストマーカーのないシステムについてはプレイヤーに大きな目的がなくとも、フィールド内には多くの発見や要素があるとのこと。近年ではオープンワールドゲームを含めプレイヤーを丁寧に誘導する作品も増えているがあえてその逆を行く作風のようで、スタジオの挑戦作に注目したいところだ。
『Of Ash and Steel』はPC(Steam/GOG)向けに11月7日に配信予定。なお、ストアページ表記によると日本語表示に対応する予定だ。