追われ続ける極限和風ホラー『■■ノニラヤ』11月28日配信へ。戦う術を持たぬ子どもが異形から逃げる、異空間ホラー
ヘキサドライブは10月1日、和風ホラーアドベンチャーゲーム『■■ノニラヤ』を11月28日に配信すると発表した。

デベロッパーのヘキサドライブは10月1日、和風ホラーアドベンチャーゲーム『■■ノニラヤ』を11月28日に配信すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。
本作は、異界に取り残された子どもを帰路へ導く作品だ。鎌倉時代の仏教観にインスパイアされた、和風の世界観が採用されているという。

『■■ノニラヤ』の主人公である子どもの優丹(ゆに)は2000年の晩夏、ある寺でおこなわれた儀式の最中に意識を失う。そして目を覚ましたのは、冷たい冷蔵庫の中だった。外の世界はまるで別の場所になっており、母親の姿はなく、異形の怪物たちが徘徊していたのだった。
本作にてプレイヤーは優丹となり、異界を彷徨いながら家まで導くことを目指す。灯籠の並ぶトンネルや寺のような構造物が存在する、どこか不気味な違和感を漂わせているステージでは、異形の怪物たちに追われることとなるが、優丹は敵を倒す手段を持たない。そのため、敵の放つ殺気を感じ取り、危険の気配を直前に察知し、攻撃を避けながらひたすら進むこととなるだろう。
本作にはスタミナ管理要素も存在し、無闇に走り回っていると、すぐに動けなくなってしまう。あえてプレイヤーの行動を制限する設計となっており、慎重な判断と緊張感が求められるという。そうして異界の探索を続ける中では、優丹がなぜこの異界に取り残されたのか、その理由が少しずつ明らかになるかもしれないとのこと。
ちなみに本作のゲーム冒頭には、とある内容の文章をサンスクリット語に置き換えたという、完全オリジナルのお経が流れるシーンが存在。今年8月には、そのお経の音声を収録するために“本職の住職”を募集する「読経オーディション」が開催され注目を集めた(関連記事)。同オーディションには多数の応募があったそうで、製品版には本格的な読経が収録されることになるようだ。
『■■ノニラヤ』は、PC(Steam)向けに11月28日配信予定だ。また、体験版が現在配信中である。
なお本作は、大阪・梅田で10月4日〜5日(一般公開日は5日)に開催されるインディーゲームイベント「OSAKA INDIE GAMES SUMMIT 2025」に試遊出展予定。また発売直前となる11月15日には、福岡・西林寺で開催されるホラーゲームイベント「HORROR GAME SHOW 2025」に試遊出展される予定となっている。本作の公式Xアカウントでは、これを記念したフォロー&リポストキャンペーンが実施されており、詳しくは以下の投稿を確認してほしい。