『みんゴル』シリーズ開発元クラップハンズ社長、「『みんなのGOLF WORLD』の開発には関与していない」と直々に説明。問い合わせが多いので
『みんなのGOLF』シリーズの開発で知られるクラップハンズが、『みんなのGOLF WORLD』について言及した

デベロッパーのクラップハンズは9月26日、ゴルフゲーム『いつでもGOLF』のNintendo Switch版が発売3周年を迎えたことを受けてコメントを発表。この中で『みんなのGOLF WORLD』についても言及した。
『いつでもGOLF』は、2021年4月にApple Arcade向けにリリースされ、2022年9月にはNintendo Switch版が発売されたゴルフゲームだ。同ジャンルの定番である『みんなのGOLF』シリーズのように、シンプルな操作で楽しむことができる作品だ。多彩なゲームルールが収録され、その中でも個性豊かなキャラクターたちから9人チームを編成し、1キャラ1ホールずつ担当してラウンドするルールの存在が特徴となっている。

今回クラップハンズは、『いつでもGOLF』のNintendo Switch版が9月に発売3周年を迎えたことを受けてコメントを発表。同社代表取締役社長の村守将志氏は、本作のプレイヤーに感謝の言葉を述べるとともに、これからもより多くの驚きと感動を届けられるよう進化していくとした。
そして同氏は、先日9月5日にリリースされた『みんなのGOLF WORLD』についても言及している。クラップハンズは、『みんなのGOLF』シリーズの開発を長らく担当してきたことで知られ、そうしたイメージもあってか、その最新作に関する質問や問い合わせが同社に多数寄せられているという。ただ、同社は『みんなのGOLF WORLD』の開発には関与していないとして、ユーザーに理解を求めた。
『みんなのGOLF WORLD』は、権利元であるソニー・インタラクティブエンタテインメントからライセンスを受けたバンダイナムコが販売を担当し、シリーズで初めてマルチプラットフォームで展開。その開発は、『ドラえもん のび太の牧場物語 大自然の王国とみんなの家』や『デジモンサヴァイブ』『ルーンファクトリー5』など、さまざまな作品の開発に参加した実績を持つハイドが担当している。
同作は大きな注目を集めたものの、いざリリースされると多数のバグや操作性の問題などがユーザーから指摘された。Steamのユーザーレビューにて、本稿執筆時点で約780件のうち60%が好評とする「賛否両論」ステータスとなるなど厳しい評価を受け、開発元が発売当日に改善を約束する事態となった。
そうしたユーザーの不満の声がクラップハンズにも多数寄せられることとなっている様子。ただ、同社は『みんなのGOLF WORLD』とは無関係であり、質問や問い合わせをされても対応することはできない。今回同社は自社タイトルの周年記念コメントの中ではあるが、あえて声明を出したのだろう。
『いつでもGOLF』は、Nintendo SwitchおよびApple Arcade向けに配信中だ。ちなみに今月実施されたアップデートでは、ロード時間の大幅短縮や、グリッド表示の改善、フレームレート(30fps/60fps)選択機能の実装などがおこなわれている。
一方の『みんなのGOLF WORLD』に関しても改善アップデートが随時配信されており、ちょうど本日9月26日にもPC(Steam)版向けのアップデートが実施。「みんなでマッチング」プレイ時の一部バグ修正や、GPU処理の最適化による動作改善がおこなわれている。