田舎酷道・軽トラ配達ゲーム『Easy Delivery Co.』初日で「売上2万本」突破、評判も良い。猫ドライバーによる世知辛配達、さっそく人気

Oro Interactiveは9月18日、Sam Cameron氏が手がけた配達ドライブゲーム『Easy Delivery Co.』を配信。本作は発売24時間で2万本売り上げるなど、好調なスタートを切っている。

パブリッシャーのOro Interactiveは9月18日、インディー開発者のSam Cameron氏が手がけた配達ドライブゲーム『Easy Delivery Co.』を配信した。対応プラットフォームはPC(Steam)。本作は、さっそく非常に高い評価を獲得する人気となっている。

またCameron氏は、本作は発売から24時間で2万本以上売れたと発表しており、売れ行きとしても好調な滑り出しとなっているようだ。

『Easy Delivery Co.』は、擬人化された猫のキャラクターとなり、軽トラに乗って配達仕事をこなすゲームだ。舞台となる山間の寂れた町では、報酬は“最低賃金にはまるで届かない”一方で、“あまりにも高すぎる”ガソリンをはじめ物価はお高め。プレイヤーは、次々に寄せられる配達の依頼をこなしてお金を稼ぐ。

配達ではまずは集荷場所へ向かい、荷物を受け取ったら軽トラの荷台に乗せる。そして目的地まで運転し、指定の場所に荷物を下せば仕事完了だ。悪天候が続く町は雪が積もるなど路面状況が悪く、狭く険しい山道も存在。軽トラが跳ねたり横転したりして荷物を落とさないよう、気をつけて運転することが大事だ。一部が落下しただけなら何故か不問とされるが、すべて落下させると、拾い直して配達を完了させても報酬額に影響する。

配達を続ける上では、軽トラの給油だけでなく、ドライバー猫のエネルギー補給も必要だ。自動販売機でエナジードリンクを購入したり、カフェでコーヒーを注文したりなどして回復させる。また極寒の環境のため、外を歩いているとすぐ凍えてしまう点にも注意しなければならない。

ショップではほかにもさまざまなアイテムが売られており、たとえば雪道での走行が安定するスノータイヤや、荷台の荷物を固定するロープなどがある。また、町の新たなエリアのアンロックにつながるアイテムが販売されることもあり、それらの入手を目標として配達仕事に勤しむことになるだろう。

本作は、PC(Steam)向けに先日9月18日にリリース。先述したとおり、それから24時間で2万本以上販売したことが発表されている。またSteamのユーザーレビューでは、本稿執筆時点で約920件のうち94%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。あと少し好評レビュー投稿が増えれば、「圧倒的に好評」ステータスに届くほどの高評価である。

レビューにおいては、初代PlayStation時代を思わせるレトロな3Dグラフィックで描かれる軽トラや猫がかわいいという声や、軽トラの運転を含め配達ゲームプレイが程よくカジュアル寄りで楽しいといった意見が聞かれる。また、どこかミステリアスな雰囲気のあるメインクエスト自体のボリュームは程々だが、仕事の依頼は無限に寄せられるため、のんびり配達を楽しめることも好評のようだ。

『Easy Delivery Co.』は、PC(Steam)向けに配信中。リリース記念セールとして、10月3日までは25%オフの1124円(税込)にて購入可能だ。また、本作は日本語対応が決定しており、開発者のSam Cameron氏によると早期に実装する計画とのことである。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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