ネズミの都市建設&工場自動化シム『Whiskerwood』11月6日に早期アクセス配信へ。ネコの圧政下でせっせと労働、従うかそれとも反抗するか

Hooded Horseは9月19日、都市建設シミュレーションゲーム『Whiskerwood』の早期アクセス配信を、11月6日に開始すると発表した。

パブリッシャーのHooded Horseは9月19日、Minakata Dynamicsが手がける都市建設シミュレーションゲーム『Whiskerwood』の早期アクセス配信を、11月6日に開始すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア/Microsoft Store/GOG.com)で、PC Game Pass向けにも提供される。

本作は、猫による圧政が敷かれた世界にて、しもべであるネズミたちを指揮して街づくりをおこなう作品だ。ゲーム内は日本語表示に対応する。

『Whiskerwood』では、未開の島に送り込まれたネズミたちが入植地を建設しながら、主である猫の要求に応じるために商品生産をおこなう。そのためには、木を伐採したり鉱石を採掘したり、あるいは農作物を育てたりなどして資源を入手し、それらを加工する工場を構築する必要がある。

島のスペースは限られているため、効率よく施設を配置することはもちろん、垂直方向に発展させていくことも重要になるという。また、ベルトコンベアやスロープ、エレベーター、滑り台などを配置することで、資源収集から加工、保管、使用場所への迅速な運搬が可能となり、商品生産を自動化できる。新たな技術や施設、資源などは、研究施設で開発可能だ。

なお、本作の世界には複数の島が存在し、入植地を拡張できるほか、探検隊を派遣して地図を製作し、ほかのネズミ派閥や海賊のボスたちと交易関係を結ぶこともできるそうだ。

労働者であるネズミたちはそれぞれ独自の属性を持っており、それが作業効率に何らかの影響を及ぼすという。また、所属するギルドによっても個性が変化。地下や孤独を好む者もいれば、汚染を気にせず働ける者もおり、それぞれに適した仕事を割り当てることが求められる。もちろん、彼らへの住居や食料、水の提供も必須である。

本作では、気候が大きな要素として存在するとのこと。たとえば、嵐が発生するとネズミたちの士気が削がれ、気温は農作物の生育に影響するそうだ。農作物は、それぞれの種類に適した土地で育てることが基本となるが、温めた水や蒸気をパイプラインで流すなど、技術を駆使して環境を調整することも可能。綿密に計画すれば、これを入植地全体でおこなうこともできるそうだ。

このほか、プレイヤーはネズミたちのニーズと、猫たちの要求の間でバランスを取ることも求められる。生産性を上げるとネズミたちの士気が低下し、逆にネズミたちの幸福を優先すると、猫への反抗心が高まっていく。猫から突きつけられる要求が日に日に理不尽さを増していくなか、それでも従い続けるのか反抗するのかはプレイヤー次第だ。

本作の開発元Minakata Dynamicsは、日本の仙台市に拠点を置くスタジオだ。これまでには、鉄道建設&資源管理シム『RAILGRADE』をリリースし高い評価を得ているほか、中世都市建設&戦略ゲーム『Manor Lords』の開発に参加した実績もある。

『Whiskerwood』は、PC(Steam/Epic Gamesストア/Microsoft Store/GOG.com)向けに11月6日に早期アクセス配信予定だ。PC Game Pass向けにも提供される。また、Steamでは体験版が現在配信中である。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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