リアル挙動ミミズ物理演算アクション『Wirm』発表。大人気クモゲーム『Webbed』開発元が贈るミミズゲーム、地中から宇宙まで壮大な旅路

Sbug Gamesは9月16日、『Wirm』を発表した。ミミズが主役の物理演算ベースの2Dアクションゲームだ。

デベロッパーのSbug Gamesは9月16日、『Wirm』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。ストアページ表記によると、日本語表示にも対応予定。

『Wirm』は、物理演算ベースの2Dアクションゲームだ。足場を乗り継ぐタイプの、いわゆるプラットフォームゲームと謳われている。本作にてプレイヤーはミミズとなり、野原をうねうねと動き回って、障害物を乗り越えていく。ローカルマルチプレイに対応予定のほか、Steamストアページ表記によればRemote Play Togetherにも対応する見込み。

プレイヤーはミミズであるため、土の中を移動することが可能。ただ岩などは通り抜けられないため、身体をうねらせて地中を掘り進めて迂回していく必要がある。岩の上を転がっていくと、頭をぶつけて星のエフェクトを出している様子もトレイラーで確認でき、コミカルでかわいらしい演出も持ち味となるのだろう。そのほか、時には硬い土を動かして道を切り開いていく、パズルのような要素もある様子。

また、フィールドには高い木なども存在。障害物にぶら下がり、ターザンのような要領で飛び乗っていく事ができる。かわいらしい見た目ながら、物理演算ベースらしい、テクニカルな操作が必要な局面もあるようだ。

そのほか、飛び乗ると高くジャンプすることのできるキノコもフィールドに点在している。トレイラーではジャンプすることで、宇宙のようなフィールドに飛んで無重力状態に移行する様子が確認できる。さらに、フィールドにはリンゴなどの果物も存在。トレイラーを見る限り、中を通り抜けて果物を食べると、ミミズの色が変わっていく。そして地中には化石などの隠されたオブジェクトもあり、それらの収集要素も存在するとのこと。コレクションも捗りそうだ。

開発元のSbug Gamesは、オーストラリアのクイーンズランドに拠点を置くインディーゲームスタジオ。2021年には、小さなクモとなって森の中を冒険する、物理演算ベースの2Dプラットフォームゲーム『Webbed』をリリースしており、本稿執筆時点では約1万3000件中97%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得。本作ではクモからミミズに主役が交代するものの、同作でのノウハウが活かされるのだろう。『Webbed』はクモの糸をスイングさせる、シンプルながらもアクション性の高い操作が可能だったが、本作ではよりゆったりとしたゲームスピードのカジュアルなゲームになる様子。続報にも期待したい。

『Wirm』はPC(Steam)にて配信予定。なお、ストアページによると日本語表記に対応するようだ。

Haru Takitoh
Haru Takitoh

アクションゲームとゲーム音楽が好きです。一番好きなゲームは『アーマード・コア6』、衝撃を受けたゲーム音楽は『サルゲッチュ』。

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