広大な銀河を冒険する宇宙アドベンチャー『Elite: Dangerous』が2017年Q2にPlayStation 4でリリースへ

 

Frontier Gamesは、PlayStation 4版『Elite: Dangerous』を2017年Q2にリリースすることを発表した。『Elite: Dangerous』は広大な宇宙を探索するオープンワールドアドベンチャーゲーム。同作は2014年にPCで発売され、2015年にはXbox Oneでもリリースされており、これでPlayStation 4も対応プラットフォームに加わることになる。

今回の移植にあたって、Dual Shock 4向けに操作の最適化がはかられている。たとえば、宇宙を探索する際に何度も開くことになるマップ画面をタッチパッドで操作できるようになる。このタッチパッドには任意の入力を自由に割り当てることも可能のようだ。ほかにも宇宙船で戦闘するときにはモーションコントロールを利用するオプションも追加される。また詳細は明らかにされていないが、PlayStation 4 Proにも対応予定とのことだ。

『Elite: Dangerous』は、宇宙を舞台としたスペースシム作品。プレイスタイルはさまざまで自由に生き方を選ぶことができ、プレイヤーは荷物を輸送したり、海賊家業にいそしんだり、またその海賊を取り締まったり、資源を採掘したりすることができる。本作は大規模な多人数同時参加システムを採用しており、他のプレイヤーを襲撃することや、反対に協力して治安維持に貢献することもできる。宇宙の平和を守るも壊すもプレイヤー次第だ。「国」のようなものに所属し活動することで、宇宙情勢の争う戦いに参加することもかのうで、ほかにも膨大な要素が広大な宇宙には秘められている。

シミュレーターゲームとしてもなかなか本格的で、宇宙の各所に存在する街のような存在である「ステーション」に着陸する際も、まずステーションに入る許可信号をもらってから指定されたドックに行き、正確に宇宙船を操縦して船を降ろしていく必要がある。チュートリアルがやや不親切なこともあり、慣れるまでは何かと操作が難解に感じることも多いかもしれないが、腕前がよくなれば難しさに見合った没入感が得られるだろう。ちなみにステーション内では速度制限や発砲禁止、持ち込み禁止貨物が指定されるなど、現実の街のような規律があるのも興味深い。

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『Elite: Dangerous』は2014年発売の作品であるが、長期的なコンテンツの更新が予告されており、惑星の地表をビークルに乗ってドライブできるようになるDLC「Horizons Season Pass」などがすでにリリースされている。近年リリースされた宇宙シムのなかでも、高い評価を得ている本作を、これを機にプレイしてみてほしい。

なお日本語版のリリースについて開発元であるFrontier Developmentsにうかがったところ、「残念ながら現時点では発表できない」との回答を得ている。