ホラータイピングゲーム『Dyping Escape』来年配信へ。打った文が現実になる、話題のフリーゲームが「タイピングによる恐怖体験」強化でSteamに来る

PLAYISMは9月16日、ホラータイピングゲーム『Dyping Escape』を2026年に配信すると発表した。

弊社アクティブゲーミングメディアのパブリッシングブランドPLAYISMは9月16日、Heaviside Creationsが手がけるホラータイピングゲーム『Dyping Escape』を2026年に配信すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。

本作は、もともとは2025年7月のリリースを目指して開発が進められていたが、「タイピングによって進行する恐怖体験」をより洗練させるためとして、今回2026年へと延期された。また、PLAYISMによるパブリッシングおよび東京ゲームショウ2025への出展も決定した。

『Dyping Escape』は、フリーゲーム投稿サイトunityroom向けに公開され人気を博したホラータイピングゲーム『DYPING』のアップグレード版だ。プレイヤーは、「目玉」から不穏な文章を提示され、そのとおりにタイピングしなければならない。ただし、これは呪われたタイピングゲームであり、タイプした文の内容が現実になる。もし「私を 殺して ください。」という文をタイピングしたら、死んでしまいゲームオーバーだ。

「目玉」によるタイピングゲームには、そうした理不尽な死が埋め込まれており、通常の手段では回避不可能。そのとおりにタイプして死に向かうしかないように見えるが、対抗する方法も存在するという。そのひとつとしては「設定画面」を開くことが示唆されている。

なお先述した設定画面に関しては、「ローグライクモード」という“高度な設定”を有効にして、「切れ端」と呼ばれるカードを駆使するゲームプレイが、これまでには紹介されていた。ただ今回の発表によると、そのローグライク要素は排除されたとのこと。その代わりに、タイピングゲームによって進行する恐怖体験をより研ぎ澄ませた作品としてアップグレードさせる方針だそうだ。

本作は9月25日〜28日(一般公開日は9月27日・28日)に開催される東京ゲームショウ2025の、PLAYISMブース(Hall8・08-S03)にて試遊出展予定だ。試遊体験版では、死に満ちたタイピングゲームから脱出するという、本作のゲームプレイの一端に触れることができる。また試遊特典として、目玉が刻印された「キースイッチのキーホルダー」がプレゼントされる。キースイッチは、互換性のあるメカニカルキーボードに装着することも可能とのことだ。

Dyping Escape』は、PC(Steam)向けに2026年配信予定だ。また、前作『DYPING』はunityroom向けに無料公開中。Webブラウザ上でプレイできる。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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