【UPDATE】Nintendo Switch独占、アスペルガーの少年と犬が文明崩壊後の世界を行く『Seasons of Heaven』正式発表。Unreal Engine 4で動作

フランスのゲーム開発スタジオAnyArts Productionsは、Nintendo Switch独占タイトル『Seasons of Heaven』をフランスのゲーム関連メディアGameblogを通じて正式発表した。何点かのスクリーンショットと物語のあらすじが明らかにされており、さらにUnreal Engine 4で動作することも明らかにされている。

【UPDATE 2016/12/14 18:15】 フランスのゲームメディアGameblogは、本作のティーザートレイラーを公開した。“インゲーム映像”とされており、Unreal Engine 4の美麗なビジュアル表現が確認できる内容となっている。

【原文 2016/12/9 8:14】 フランスのゲーム開発スタジオAnyArts Productionsは、Nintendo Switch独占タイトル『Seasons of Heaven』をフランスのゲーム関連メディアGameblogを通じて正式発表した。何点かのスクリーンショットと物語のあらすじが明らかにされており、さらにUnreal Engine 4で動作することも明らかにされている。

『Seasons of Heaven』の舞台は文明崩壊後の世界。主人公はアスペルガー症候群を患っている少年「ヤン(Yann)」と、フレンチブルドックの「アニ(Ani)」だ。ゲームの物語はある生存者たちの一団をメインとして描かれる模様で、大人や子供含めた複数の登場人物が登場することが明らかにされている。開発チームを率いるAugusto Nicolas氏は、プレイヤーは「暗闇と楽園」を訪れることになると伝えており、人物や舞台の設定から考えても深みのあるテーマが描かれるのは間違いないだろう。

ゲームプレイの詳細は現時点で明らかにされていないが、プレイヤーはヤンとアニを場面ごとに切り替えて別々に操作することとなるという。スクリーンショットでは、ヤンとアニが草原を歩む姿や、謎の巨大な建築物、またイースター島のモアイのような石像が目から光線を放つ姿も確認できる。

Unreal Engine 4ならではの美麗な表現も本作の注目点となるだろう。Unreal Engineの正式サポートは受けられなかったWii Uとは異なり、Nintendo Switchは発売前からEpic GamesがUnreal Engine 4に対応すると発表している。新たな任天堂プラットフォーム上で動作するUnreal Engineタイトルがお披露目されたこととなる。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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